朝、起きたら赤ちゃんの目元にものすごい「目やに」が。
体調が変化しやすい新生児にはよくあることなのですが、
「目やに」の原因って一体なんなんでしょうか？
目次
そもそも、「目やに」って何でできるんでしょうか？
目やにって軽度のものであれば
大人であっても毎日のようにできますよね。
特に朝。
顔を洗っているときに目頭のあたりに目やにが付いているなんて
日常茶飯事なのではないでしょうか？
そんな目やになのですが、
一体「何」で出来ているんでしょうか？
白っぽいプヨプヨしたあれです。
目の表面に浮かんでいる「ゴミ」や「老廃物」が集まったものが「目やに」です。
実は目やにというのは
目の表面に浮かんでいるホコリとかゴミとか
目の細胞から排出される老廃物が集まることでできています。
起きている間には、私達は何回もまばたきをするので、
それによって目の表面のホコリやゴミなどは流されていってしまい、
目やには出来にくいのですが、
夜に寝ている間は基本的にはまばたきをしませんよね？
つまりは目の表面に浮かんでいたゴミやホコリや目の老廃物達が
ジワジワと熟成？されていくんです。
そうして、だんだんと白っぽいプヨプヨとした
目やにとなって目頭の方に集まってくるんですね。
赤ちゃんの目やにの原因は大きく分けるとこの「3つ」になります。
赤ちゃんの目やにも
基本的には同じような仕組みで出来ていきます。
ただ、赤ちゃんの場合には
新生児ならではの問題が関係してくることも多いです。
それでは赤ちゃんの目やにの原因となる大きな要素を3つご紹介します。
【1】「逆さまつげ」によって角膜が刺激されることによる目やに。
まず、ひとつめです。
それは「逆さまつげ」です。
逆さまつげというのは、
通常のまつ毛とは逆方向のカールを描きます。
つまりはまつ毛の毛先が目の中に入ってきてしまうんです。
当然、まつ毛の毛先が目の角膜に当たったりします。
そうすると、当然、目が痒くなって手でこすってしまいますよね。
そうして、目の表面にゴミやホコリ、
はたまたバイキンなどが溜まりやすくなり、
夜寝ている間にそれが目やにになってしまうという仕組みです。
ちなみに、赤ちゃんって逆さまつげになる可能性も高かったりします。
というのも、赤ちゃんってプヨプヨとしてますよね。
まぶたもプヨプヨです。
なので、まつ毛の角度も大人のようには一定に定まらないんですね。
それで逆さまつげになってしまったりするようです。
ただ、成長してシュッとしてくると
逆さまつげも自然と治ってくることが多いようです。
【2】アレルギーや細菌による「結膜炎」による目やに。
そして、ふたつめ。
それはアレルギーや細菌による「結膜炎」が原因の目やにです。
おそらく赤ちゃんの目やにの原因としては1番多いのではないでしょうか？
結膜炎になってしまうと、
当然、目が痒くなってしまうので手で擦ってしまいます。
結膜炎の場合にはそれに加えて、
アレルギー性の物質（花粉やハウスダストなど）が目の表面に漂いますし、
細菌性による結膜炎の場合にはネバネバとした物質まで
目の表面に作られてしまいます。
大豆に納豆菌がくっつくとネバネバとした納豆が出来上がりますよね。
そうなんです。
細菌ってネバネバとしたものを作りだします。
なので、アレルギーや細菌による結膜炎が原因の目やにの場合、
目やにもネバネバとした粘り気の強いものになってきます。
色も、黄色味があったり、緑っぽい感じになったりします。
特に細菌性の結膜炎の場合はそうです。
【3】「鼻涙管閉塞」による目やに。
そして、みっつめです。
それは「鼻涙管閉塞」が原因の目やにです。
鼻涙管閉塞ってなかなか聞き覚えがないものだと思うのですが、
簡単に言うと、目から鼻に繋がっている細い管が
詰まってしまっている症状のことです。
そうなんです。目と鼻って繋がっているんです。
泣くと鼻水がでてきますが、
それは涙が鼻涙管を伝って鼻からでてきているからなんです。
赤ちゃんって鼻涙管が詰まってしまうことも少なくありません。
そうすると、涙が過剰になってしまい、
結果として目やにの量も増えてしまいます。
なかなか治らないときは「小児科」か「眼科」へGO。
というわけで、赤ちゃんの目やにがすごいことになってしまう
大きな原因3つをご紹介しました。
目も手も清潔にしておけば短期間で目やにも治ることが多いですが、
なかなか治らないという場合には
お早めに小児科か眼科へ受診にいくことをオススメします。
