流行性角結膜炎の原因となるアデノウイルスとは一体どんなもの?

流行性角結膜炎の原因とされているアデノウイルス。

 

インフルエンザウイルスに比べてちょっと知名度が低いですが、

一体どんなウイルスなんでしょうか?

 

ちなみに、アデノウイルスのアデノというのは

扁桃腺(へんとうせん)やリンパ節を意味するそうです。

 

アデノウイルスはインフルエンザよりも厄介なウイルスかも。

ウイルスというと1番有名なのはインフルエンザウイルスだと思います。

毎年のように流行しますよね。

 

やっかいなウイルスです。

 

でも、アデノウイルスはそんなインフルエンザウイルスよりも、

さらに厄介かもしれないウイルスなんです。

 

51以上の種類(型)があるので耐性がつきにくい!

というのも、アデノウイルスと一口に言っても、

実は51以上もの種類があります。

 

1型、2型・・・・51型・・。

という風にかなりの種類があります。

 

種類が多いと何が問題になるのかというと、

アデノウイルスに対する耐性が付きにくいんです。

 

ウイルスが原因の病気って、

1回感染して回復すると、次からは感染しにくくなります。

 

体の中に耐性ができるからですね。

 

でも、51以上もの種類があるアデノウイルスの場合には、

1回感染して、例えば3型の耐性が付いたとしても、

4型のアデノウイルスにはその耐性は効かずにまた感染してしまうんです。

 

インフルエンザウイルスの場合にはA型とB型とC型しかありません。

 

C型はそれほど流行しないので、

A型とB型の耐性がつけば、

次からはインフルエンザにはかかりにくくなります。

 

ワクチンもないので自然治癒するまで待つしかありません。

そして、次の問題。

それはアデノウイルスには有効なワクチンが存在しないという点。

 

インフルエンザウイルスの場合にはいくつかのワクチンが存在します。

安全性については別問題ですが。

タミフルとかですね。

 

それに対して、アデノウイルスの場合は

そういったワクチンが存在しません。

 

流行性角結膜炎と病院で診断されると、

いくつか目薬を処方されるかもしれません。

 

パタノール点眼液やクラビット点眼液などですね。

 

それらの目薬はアデノウイルスに対するものではありません。

2次的な被害を抑えるための目薬です。

 

例えば、細菌の感染を防ぐ目薬だったり、

炎症を抑える目薬だったり。

 

お医者さんによってはそこらへんも説明してくれるかもしれませんが、

アデノウイルスそのものに有効な目薬や薬というのは残念ながらないんです。

 

流行性角結膜炎の原因になるのは主に、8型、19型、37型。and more…

ちなみに、アデノウイルスは51以上の種類があると言いましたが、

流行性角結膜炎の原因となる型は一応決まっています。

 

8型と19型と37型の3つです。

 

ただ、最近はアデノウイルスの種類も増えてきてしまっているようで、

53型、54型、56型のアデノウイルスも

流行性角結膜炎の原因になるケースが見つかっているようです。

 

今後も流行性角結膜炎の原因となるアデノウイルスの種類は

増えてしまう可能性があるということですね。

 

流行性角結膜炎の他にも、肺炎や風邪(プール熱)、胃腸炎の原因となります。

そして、アデノウイルスは流行性角結膜炎の他にも、

肺炎や風邪、胃腸炎などの原因となります。

 

特に、最近は風邪の原因として発見されることが多くなってきているようです。

 

風邪になった人のうち約1割の人は

アデノウイルスが原因なのではないかというお医者さんもいます。

 

インフルエンザの影に隠れて目立たないですが、

注意しておきたいですね。

 

そして、アデノウイルスは流行性角結膜炎の他には

プール熱の原因としてよく知られています。

 

プール熱というのはその名の通り、

プールに入ることによりアデノウイルスに感染して発症するものです。

 

症状は流行性角結膜炎ほどにはひどくないのですが、

やっぱり風邪のような症状がでます。

 

アデノウイルスにはアルコール消毒が効きにくい。

アデノウイルスがインフルエンザウイルスに比べて厄介なところ。

さらにあります。

 

それは、アデノウイルスはアルコールによる消毒が効きにくいというところです。

 

インフルエンザが流行する季節になると、

手を洗うときにはアルコール消毒をすることで、

感染を予防することができますが、

 

実はアデノウイルスにはアルコール消毒があまり有効ではないんです。

 

簡単に解説すると、

ウイルスにはエンベロープと呼ばれる膜のようなものに守られているものと、

膜無しで活動しているものの2つに分かれます。

 

ちなみに、インフルエンザウイルスはエンベロープを持っています。

つまりは膜に守られています。

 

アルコールはこの膜を破壊するのに役に立つんです。

 

だからアルコール消毒が有効になります。

 

でも、アデノウイルスの場合はエンベロープを持ちません。

つまりは膜による保護がなくても活動できる。

 

アルコールは膜を破壊することができるだけで

本体を破壊することはできません。

 

予防にはマスク着用と、タオルを使い回さないことが大切です。

そんな厄介なアデノウイルスなのですが、

できるだけ感染しないように予防したいですよね。

 

アデノウイルスを予防するのに、

アルコール消毒はあまり役にたちませんが、

マスクの着用はやっぱり有効です。

 

そして、手とか体を拭くタオルは

他の人と共有しないこともかなり大切になってきます。

 

アデノウイルスに直接触れる可能性があるという点では

一番重要な予防法かもしれませんね。

 

関連記事:結膜炎なんだけどコンタクトレンズを使いたい!ダメでしょうか?

 



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