コルネアプラスティーっていう技術を知っていますか?
オルソケラトロジーをさらに進化させた技術です。
オルソケラトロジーというのは夜寝ている間に
角膜矯正用のコンタクトレンズを装着することで
日中は裸眼で過ごせるようになる視力矯正法です。
でも、その効果は1日ぐらいしかもたないので、
毎日、角膜矯正用のコンタクトレンズを装着して寝る必要があります。
それを、毎日装着して寝なくても半永久的に
視力矯正された状態にしようというのが
コルネアプラスティーという技術です。
2013年頃に実用化されるかもという噂なのですがどうなんでしょうか?
酵素のチカラで目の角膜のカタチを半永久的に固定する
コルネアプラスティーは正確には、
オルソケラトロジー+酵素みたいな感じです。
どういうことかというと、
角膜を矯正するのはオルソケラトロジーで使われている
レンズをそのまま使います。
違うのはその後で、
矯正された角膜に酵素を点眼することで角膜のカタチを
固定してしまおうというものです。
視力がでる状態で固定されるので、
オルソケラトロジーのように毎日のようにコンタクトレンズを
装着して寝る必要もなくなります。
しかも、コルネアプラスティーのいいところは、
いつでも自由に角膜のカタチを元に戻すことができるところです。
レーシックみたいに一度角膜をレーザーで削ってしまったら
元に戻すことができないという不安からも開放されます。
とはいえ、まだ酵素で角膜を固定化させるというのも検証段階なので
安全かどうかはまだわからないですけどね!
2013年もまだ前半ですが、
それほどコルネアプラスティーについての情報がでてこないところをみると
実用化はまだ難しいのかなと思います。
三井メディカルクリニックが似たような技術を開発中
オルソケラトロジーを進化させたオサートを
開発した三井メディカルクリニックですが、
コルネアプラスティーの方面でもすごいことをしてくれそうです。
というのも、酵素ではなくて、
クロスリンキングという技術を使って角膜のカタチを
固定させることに成功しているようなんです。
参考記事はこちら
“オサート”と“クロスリンキング”の可能性
ちなみにクロスリンキングというのは
角膜にビタミンB2を投与して、そこに紫外線を照射することで
角膜のカタチを固めるというものです。
固めるというか強度を強くするというほうが正確かもしれません。
クロスリンキングというのは
角膜が薄すぎてレーシックをすることができない人向けに
角膜の強度を強化するための技術でもあるからです。
こちらの方もいつ実用化されるのかは不明ですが
実用化が楽しみな技術です!
オルソケラトロジーやオサートって
毎日、寝るときにコンタクトレンズを装着しつづけなければいけない
というのがネックでもあるのですが、
この技術が確立されたら一気に普及するかもしれませんね。
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つまりは オルソケラトロジーのことなのですが、オルソケラトロジーを利用することのメリットやデメリットについても書いています。
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