目の調子がよくないとき、
あなたはどこに行きますか?
まずは眼科医のところに行くという人が多いと思いますが、
実は私達の眼を扱う資格として
「眼科医」の他に
「視能訓練士」と「認定眼鏡士」というものもあります。
どういう資格なんでしょうか?
目次
患者目線でみるのであればどちらもあまり違いはない!?
「視能訓練士」と「認定眼鏡士」。
その存在を知っている人はどれくらいいるでしょうか。
実は私もつい最近知ったんです。。(笑)
ちなみに視能訓練士は「ORT」と略されたりもします。
「Orthoptist(オルソプティスト)」の略みたいですね。
それに対して認定眼鏡士は特に略はないみたいです。
で、両者の違いなのですが、
なんだと思いますか?
漢字の意味的に見ると、
視能訓練士の方は「視る能力」を訓練する人のように感じるし、
認定眼鏡士はズバリ、「メガネをフィッティング」する人っていう感じですよね。
とまあ漢字による印象は置いておいて、
両者の違いです。
実は、業務上の両者の違いはないそうなんです。
資格によっては「業務独占」というのがあるんですが、
視能訓練士にも認定眼鏡士にもそういった業務独占というのは
ないみたいなんです。
つまり、どっちの資格をもっていてもOK!
ということ。
さらにいうと、
無資格でも問題ないということです。。
実際、大手メガネ店とかでは無資格の人も少なくないとか。
資格的には国家資格である「視能訓練士」の方が上!?
ちなみに資格的には「視能訓練士」は国家資格になっています。
つまりは厚生労働省のお墨付きの資格ってことです。
それに対して、「認定眼鏡士」の方は
公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定している資格です。
いわゆる民間資格というやつですね。
それゆえに、資格の格的には
国家資格である「視能訓練士」のほうが上になります。
実際、視能訓練士の試験はけっこう難しいらしいですしね。。
とはいえとはいえ、
海外に目を向けると、日本でいう認定眼鏡士は、
アメリカでは国家資格扱いだったりします。
「ドクターオブ・オプトメトリスト」という国家資格があって、
業務独占権までついちゃっているんだとか。
日本とかかなり状況が違うんですね。
資格取得の難易度も違うんでしょうが。。
でもメガネのフィッティングについては「認定眼鏡士」の方が上!?
で、メガネをフィッティングしてもらうときは
「視能訓練士」と「認定眼鏡士」どちらの資格を持っている人に
してもらうのがいいんでしょうか?
一概にはいえないんですが、
どうも「認定眼鏡士」のほうがメガネのフィッティングについては
一枚上手な印象です。
というのも、認定眼鏡士の試験には実技が含まれるんですよね。
あと、認定眼鏡士の勤務先が
眼鏡店が圧倒的の多いというのもその理由のひとつだと思います。
視能訓練士は眼鏡店ではなくて
眼科に勤務することが圧倒的に多いみたいですし。
結局は資格よりも「経験」のほうが大事かも。
とはいえとはいえ、
あくまでもそういう傾向があるというだけで、
実際には資格とかあまり関係なくて、
その人の「経験」によるところがかなり大きいんだと思います。
ブラック・ジャックだってもぐりの医者だけど
腕前はピカイチですもんね。
って漫画を引き合いに出すなと言われそうですが(笑)
でも実際そうだと思うんですよね。
試験だけじゃ実技の腕前はわからないもの。。
というわけで「視能訓練士」と「認定眼鏡士」の違いについてでした。