眼圧を下げる効果がある「ルミガン点眼液」というものがあります。
緑内障の人のための目薬です。
そんな「ルミガン点眼液」なのですが、
実は思わぬ副作用があるんです。
それは「まつ毛」が伸びるという副作用！
目次
今では、まつ毛を伸ばすための「美容液」としてのルミガンの方が有名？
ルミガンというと、
基本的には眼の眼圧をさげるための点眼液なのですが、
今では正式にまつ毛を伸ばすための美容液としても認められていたりします。
アメリカのFDA（日本の厚生労働省のようなもの）に2009年に認可されました。
そして今ではどうも、
まつ毛を伸ばすための「美容液」としてのルミガンの方が
有名になってきているような気がするのです。
まつ毛を伸ばしたい人はたくさんいますもんね！
で、なぜ、ルミガンにまつ毛を伸ばす効果があると分かったのかというと、
緑内障患者の人が不思議に思ったらしいんです。
「なぜかまつ毛が伸びてる」って（笑）
恐らく、その患者の人は
点眼するときにキレイに眼に点眼できずに
まつ毛のあたりに落としてしまっていたんでしょうね。
ともあれ、その報告によって、
実はルミガンにはまつ毛が伸びるという副作用が
あるということがわかったんです。
なぜ、ルミガンを塗るとまつ毛が伸びるのか？
でも、なぜルミガンにはまつ毛を伸ばす効果があるんでしょうか？
ルミガンというのは主成分は「ビマトプロスト」というものです。
眼圧を下げる働きがあるプロスタグランジンF2α製剤のひとつなんですね。
そのビマトプロストがプロスタマイド受容体に働きかけることによって、
ぶどう膜強膜流出経路という部分が機能しはじめます。
ぶどう膜強膜流出経路というのは
眼房水を排出するための第2の経路で、
線維柱帯が詰まっていてもここから眼房水を外に排出できるんです。
そうして眼圧を下げることができると。
そんなビマトプロストなのですが、
どうやらメラニンを活性化させるという効果も併せ持っているようなんです。
ルミガンの主要成分であるビマトプロストに、メラニンを活性化させるという副作用が。
そう、ルミガンを塗るとまつ毛が伸びるというのは、
ビマトプロストにメラニンを活性化させるという効果があるからなんです。
ちなみに、効果はまつ毛だけにとどまりません。
実は眼の虹彩にも影響があったりします。
簡単に言うと、眼の虹彩の色が変化してしまうんですね。
日本人の目の虹彩は焦げ茶色の人が多いので、
それほど気づきにくいかもしれませんが、
虹彩が青とか緑の外国人の人にとってはかなり気になる部分かもしれませんね！
そして、虹彩だけではなく、
まつ毛の生え際にもその効果は及びます。
まつ毛に塗るときには、生え際につかないように気をつけましょう！
そうなんです、
ルミガンはまつ毛を伸ばす効果があるのはいいのですが、
塗る時にまつ毛の生え際についてしまうと、
そこに色素沈着が起こります。
ちょっと茶色っぽくなっちゃう感じ？
ちなみに、ルミガンを塗るのは上まつ毛だけのほうがいいといわれています。
それは、下まつ毛はキレイに塗るのが難しいからです。
肌にまでルミガンが付いてしまうことが多いんですね。
すると、そこに色素沈着がおきて
目の印象が腫れぼったい感じになってしまうんですね〜。
ちなみに、ルミガンはまつ毛を伸ばす効果はかなり高いそうです。
エクステをつけたようになるという人もいますからね。
ただ、塗る時には生え際につかないように気をつけてくださいね！
