コンタクトレンズの度数(PWR、D)って
裸眼視力の数値と対応するんでしょうか?
その人の使っているコンタクトレンズやメガネの度数を聞けば、
なんとなくその人の視力の検討がついたりしますよね。
もしかして、対応するんでしょうか?
目次
ざっくりとした感覚で言えば度数と裸眼視力は「対応」します!
いろんな人に怒られそうなのですが、
コンタクトレンズの度数と裸眼視力は
ざっくりとした感覚で言うならば「対応」します!
ただし、ほんとにザックリとですけどね。
ここで、私の知り合いの人のコンタクトレンズの度数と、
裸眼視力を挙げてみようと思います。
- Cさん 度数-4.00D 裸眼視力0.1
- Nさん 度数-1.25D 裸眼視力0.3
どうでしょうか?
なんとなく、「そうそう、そんな感じだよね〜。」
という感覚がありませんか?
ざっくりと対応させる「計算式」があります!
ちなみに、度数と裸眼視力の関係を表す
「計算式」なるものが実はあります。
どんな計算式なのかというと、
こうです。
「度数」=「0.4」÷「裸眼視力」
です!
なんで「0.4」とかいう数字がでてくるのかはおいておいて、
実際にこの計算式で計算してみてください。
なんとなく対応するんじゃないかと思います。
例えば、裸眼視力が0.3であるならば、
「0.4」÷「0.3」で度数は「1.3333……」になります。
ちなみに裸眼視力が「0.3」のこの私、
度数が「-1.25D」のコンタクトレンズを使っております。
だいたい合ってますよね。
「-1.25D」の上の度数は「-1.50D」になってしまいますから。
参考のため、
度数と視力の対応表を掲載しておきます。
度数(PWR) | 視力 |
---|---|
-0.25D | 1.60 |
-0.50D | 0.80 |
-0.75D | 0.53 |
-1.00D | 0.40 |
-1.25D | 0.32 |
-1.50D | 0.26 |
-1.75D | 0.22 |
-2.00D | 0.20 |
-2.25D | 0.17 |
-2.50D | 0.16 |
-2.75D | 0.14 |
-3.00D | 0.13 |
-3.25D | 0.12 |
-3.50D | 0.11 |
-3.75D | 0.10 |
-4.00D | 0.10 |
-4.25D | 0.09 |
-4.50D | 0.08 |
-4.75D | 0.08 |
-5.00D | 0.08 |
-5.25D | 0.07 |
-5.50D | 0.07 |
-5.75D | 0.06 |
-6.00D | 0.06 |
-6.25D | 0.06 |
-6.50D | 0.06 |
-6.75D | 0.05 |
-7.00D | 0.05 |
-7.25D | 0.05 |
-7.50D | 0.05 |
-7.75D | 0.05 |
-8.00D | 0.05 |
-8.25D | 0.04 |
-8.50D | 0.04 |
-8.75D | 0.04 |
-9.00D | 0.04 |
-9.25D | 0.04 |
-9.50D | 0.04 |
-9.75D | 0.04 |
-10.00D | 0.04 |
でも、正確には「度数」と「裸眼視力」は違うものです。
ただ、正確には「度数」と「裸眼視力」って違うものなんです。
確かに上の計算式で計算すると結構合っている感じなんですが、
そうじゃない場合もあるんです。
例えば、遠視の人の場合ですね。
視力が「0.3」であっても、
その原因が近視ではなくて遠視だった場合。
度数は「-1.25D」ではなくて
「+1.25D」になります。
真逆ですね。
度数は、「焦点距離」までの「逆数」の数字。
ちなみに、
度数を求めるための計算式というものもあります。
「度数」=「1」÷「焦点距離(メートル)」
です。
ちなみに度数のことを
ディオプトリーやディオプターと言ったりもします。
焦点距離というのは
視界がぼやけ始めるポイントまでの距離のことです。
私の場合でいうと、
裸眼の場合はだいたい1メートル先から文字とかぼやけ始めます。
ということは「1」÷「1(メートル)」で
度数は「-1.00D」になります。
ただ、実際に使っているコンタクトレンズの度数は-1.25Dなので、
実際には焦点距離は「1」÷「1.25」で「0.8メートル」かもしれません。
視力は、「ランドルト環」がちゃんと見える距離を表した数字。
そして、視力はランドルト環がちゃんと見える距離を表した数字です。
ランドルト環というのは
「C」
みたいな視力検査をするときによく目にするあれです。
視力の数字には実は基準があります。
どんな基準かというと、
縦横7.5mmのランドルト環の切れ目が
5メートル離れたところから認識できるというのが
視力「1.0」の定義になります。
5メートルからでは無理で、
2.5メートルの距離から見えるのであれば、
視力は「0.5」になります。
1メートルの距離からでないとダメと言う場合には
視力「0.2」ですね。