乱視用コンタクトレンズには
「AX（AXIS）」という数字があります。
「AX（AXIS）」って一体どんな意味があるんでしょうか？
目次
「AXIS」には英語で「軸」という意味があります。
乱視用のコンタクトレンズには
「AX」という表記があります。
「180」とか「90」とか「10」とか、
数字が書いてありますが、
一体どういう意味なんでしょうか？
ちなみに、「AX」は
AXISの頭文字2文字をとった略になります。
AXISというのは英語で、
その意味は「軸」になります。
乱視と「軸」には、一体どういう関係があるんでしょうか？
乱視と軸には一体どんな関係があるんでしょうか？
そもそも、乱視って
どういう状態のことを言うんでしょうか？
なんとなく、視界がぼやけたり、
2重にモノが見えることが
乱視だと思っているかもしれません。
確かにその通りなんです。
でも、その仕組みについてはどうでしょうか？
なんとなくわかるような、
わからないようなという人も
少なくないのではないかと思います。
分かりやすく言うと、
乱視というのは目の中に
2つの焦点ができてしまっている状態のことを言います。
普通は、目の中の焦点って1つですよね。
その焦点が目の網膜に合うことで、
私達の外の世界を映像として見ることができるわけです。
でも、なんらかの理由で、
目の中に2つの焦点ができてしまうことがあるんですね。
それが乱視です。
乱視になる理由によって「軸」が変わってくる！？
ちなみに、乱視になる理由というのは
ひとつではありません。
生まれつき乱視という人もいますし、
後天的に乱視になるという人もいます。
大人になってから乱視になるという人も結構いますよね。
実は、その人が乱視になる理由によって、
軸というものが変わってきたりするんです。
「AX（AXIS）」の数字が「180」の人が多い理由とは。
ちなみに、あなたの乱視の軸の数字はなんでしょうか？
180の人が多いのではないかと思います。
実際のところ、やっぱり180の人が多いそうです。
ちなみに、「AX」が180というのは、
目に入ってくる縦方向の光だけを屈折させるという意味になります。
180という数字の単位は「度」です。
180度ということは真横の水平線みたいな感じですね。
AXが真横の180度なのに、
なんで縦方向の光が屈折するのかということについては、
こちらの図を見てみてください。
（引用元：http://acuvue.jnj.co.jp/product/acuvue_astig/）
乱視用のレンズって球状ではなくて円柱状になっています。
そのレンズを180度の角度に設置すると、
縦方向の光が屈折するんですね。
で、AXが180の人が多い理由、
それは、人間はまばたきをするからです。
AXが180が合う人というのは、
目の角膜が縦方向に歪んでいます。
その理由ってなんだと思いますか？
そうなんです。
まばたきをすると、
角膜は縦方向に圧迫されますよね。
まばたきは誰でもする生理現象です。
そんな理由で、AXが180の人が多くなっているんですね。
ちなみに、よく目をこする癖がある人は、
AXが他の数字になる可能性が高いです。
こする角度に角膜が歪むようになるからですね。
乱視は「AX（AXIS）」と「CYL」の組み合わせによって矯正できる。
ちなみに、乱視用のコンタクトレンズは
「AX」の他に「CYL」という指標があります。
これは「シリンドリカル（cylindrical）」の略になります。
「CYL」について詳しくは
こちらの記事を読んでみてください。
簡単に言うと、
「CYL」というのは
乱視がどれぐらい強いのか？
目の中の2つの焦点の位置がどれくらい
離れているのかを表す数字になります。
乱視というのは、
「AX」と「CYL」が組み合わさることによって矯正されるんですね。
まずは、目の角膜がどの角度で歪んでいるのかを特定して、
「AX」が決まります。
その次に、2つの焦点の位置がどれくらい離れているのかを特定して、
「CYL」を決めます。
そうして、乱視は矯正される仕組みになっています。
