乱視ってメガネやコンタクトレンズによる矯正なしで、
自然に治るようにすることは可能だったりするんでしょうか？
目次
結論から言うと、ちょっと難しいかも。
乱視を自然治癒によって治すことができるのか？
結論から言うと、
ちょっと難しいのではないかなと思います。
お医者さんでも、
乱視を自然治癒力で治せると言える人は
いないのではないでしょうか。
というのも、乱視って、
目の角膜のカタチが歪んでしまうことが原因の眼病です。
それを治すには、
目の角膜のカタチを変えてあげる必要があるのですが、
目の角膜のカタチを矯正器具なしで行うのは
なかなか難しいのではないかなと思います。
でも、角膜そのものには、自然治癒力がそなわっています。
ちなみに、
乱視を自然治癒によって治すのは
難しいのではないかと言いましたが、
実は、目の角膜そのものには
自然治癒力がそなわっています。
どういうことかというと、
なんらかの理由で、
角膜のカタチが変形したとしても、
時間をかけて、
元にもどろうとする働きがあるんです。
オルソケラトロジーによって角膜のカタチを変えても、元にもどるという事実。
このことが分かる良い例が、
オルソケラトロジーです。
オルソケラトロジーって
寝ている間に目に装着するコンタクトレンズのことです。
なんで、そうするのかというと、
寝ている間に、視力が良い状態になるように、
目の角膜のカタチを矯正するんですね。
変形させるとも言えると思います。
そうすると、
オルソケラトロジーのレンズを外している間でも、
一定の時間は視力が良い状態がキープされるんですね。
ここで重要なのは「一定の時間」という点です。
ずっとじゃないんです。
そうなんです。
目の角膜の自然治癒力によって、
もとの角膜のカタチにもどっていってしまうんですね。
つまりは、視力の良くない状態の角膜のカタチにです。
乱視というのは、角膜が間違って「形状記憶」してしまった状態！？
ちなみに、
Yシャツとかに「形状記憶」という機能が
ついていることがありますよね。
洗濯して洗っても、
アイロン無しで、
元の状態になるというあれです。
角膜もある意味、
形状記憶の機能がついていると思うんです。
でも、乱視の場合は、
そもそも、形状記憶するべきカタチそのものが、
変形してしまった状態と言えると思います。
Yシャツで言えば、
シワシワな状態を形状記憶してしまった状態と言いますか。
でも、なんで角膜が
乱視の状態を形状記憶してしまうかは
あまり分かっていないと思います。
ただ、さらに乱視が強くならないように予防することは大事だと思います。
オルソケラトロジーのレンズを装着しても、
角膜のカタチはなかなかその状態をキープしません。
だんだんと、元にもどってきてしまいます。
乱視の原因のひとつに、
強く目をこするというものがあるのですが、
オルソケラトロジーでも目の角膜を矯正しつづけることはできないのに、
目をこするだけで乱視になるものでしょうか？
個人的には、
目の角膜が弱ってしまう角膜炎とかのときに、
目をこすると角膜が歪む可能性があるかなと思うのですが
どうなんでしょうか。
ともあれ、乱視を自然治癒する方法は今のところなくとも、
さらに悪化させないように、
目は大事にしたいものですね。
