「巨大乳頭結膜炎」という眼病があります。
「きょだいにゅうとうけつまくえん」と読みます。
一体どんな眼病なんでしょうか?
目次
コンタクトレンズ利用者がなりやすい、アレルギー性結膜炎の一種です。
巨大乳頭結膜炎。
巨大乳頭ってすごい名前ですよね。
乳頭って乳首の別名でもあるのですが、
乳首とは関係ありません。
巨大乳頭結膜炎というのは、
コンタクトレンズ利用者が特になりやすい、
アレルギー性結膜炎の一種なんです。
アレルギー性というとその原因として
花粉症とか、ハウスダストとかがありますが、
巨大乳頭結膜炎の場合は、
コンタクトレンズがその原因になりやすいです。
上まぶたの裏に、白いポツッとした突起がギッシリ。
ちなみに、
巨大乳頭結膜炎はどういう症状なのかというと、
上まぶたの裏に、
白いポツッとした突起(巨大乳頭)がギッシリとできてしまう症状です。
日本アルコンのサイトに
巨大乳頭結膜炎の実例写真が掲載されているので引用します。
(引用元:https://alcon-contact.jp/howto/eye-health/disease5/)
こんな感じです。
白いポツポツっとしたものが見えますよね。
ちなみに、この実例写真はまだ症状が軽いほうだと思います。
もっとスゴイ実例写真を見たいという方は、
「巨大乳頭結膜炎」と検索エンジンで画像検索してみてください。
ちょっと生々しいかもしれませんが。
コンタクトレンズを装着中に、レンズがズレやすくなります。
巨大乳頭結膜炎は、
アレルギー性結膜炎の一種なので、
当然、目が痒くなったり、
目がゴロゴロしたり、
目やにがでやすくなったりします。
でも、1番の特徴は、
コンタクトレンズを装着しているときに、
レンズがズレやすくなるということかもしれません。
まぶたの裏に白いポツポツっとしたものができてしまうので、
それがコンタクトレンズと摩擦して、
レンズが上にズレやすくなってしまうんですね。
ちなみに、目にかゆみを感じる前に、
レンズがズレる症状が始まることもあります。
レンズがズレるのを不思議に思って眼科に行ったら、
巨大乳頭結膜炎と診断される人も少なくないようですね。
なぜ、コンタクトレンズ利用者がなりやすいのか?
ちなみに、巨大乳頭結膜炎は、
なぜ、コンタクトレンズ利用者がなりやすいんでしょうか?
なんでだと思いますか?
特に、2週間使い捨てとか、1ヶ月使い捨ての
ソフトコンタクトレンズを使っている人がなりやすいようです。
なんとなく予想がついたのではないでしょうか?
そうなんです。
レンズケアの怠りが巨大乳頭結膜炎の原因につながりやすいんです。
ソフトコンタクトレンズって水分を含んでいて、
言ってみればスポンジみたいなものなんです。
当然、レンズケアを怠れば、
レンズに細菌が繁殖しますよね。
それが刺激となって、
上まぶたの裏にアレルギー反応がでて
炎症してしまうんですね。
ちなみに、巨大乳頭結膜炎と診断される人には、
コンタクトレンズの使用期限を守っていない人が多いようです。
2週間使い捨てを3週間とか。
もっとひどいと、2週間使い捨てを2ヶ月とか。
巨大乳頭結膜炎を予防するという意味でも、ワンデーがおすすめ。
ちなみに、巨大乳頭結膜炎になると、
眼科の先生にコンタクトレンズの利用を禁止されます。
治るまでは3ヶ月から6ヶ月はかかると言われています。
結構長いですよね。
普段からコンタクトレンズを使っていたという人にとっては、
かなりストレスに感じるかもしれません。
ちなみに、巨大乳頭結膜炎が治ったら、
再びコンタクトレンズを使えると思うかもしれませんが、
先生によっては、コンタクトレンズは使わないほうがいいと言う先生もいます。
また、巨大乳頭結膜炎が再発することが多いからなんですね。
それでも、コンタクトレンズを使わざるを得ないという場合は、
ワンデーのコンタクトレンズが推奨されるみたいです。
というわけで、まだ巨大乳頭結膜炎になっていないけれど、
なるべく予防したいという人も、
今からでもワンデーのコンタクトレンズを使うことをオススメします。
ワンデーを数日使うとかだと意味ないですけどね。
関連記事:実際に使って選んだ、おすすめのワンデーコンタクトレンズ。
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