ラゼックとレーシックにはどんな違いがあるんでしょうか?

ラゼックとレーシック。

英語表記にするとLASEKとLASIK。

 

とてもよく似ていますね。

 

視力回復手術であることに変わりはありませんが、

両者には大きな違いがあります。

 

どんな違いなんでしょうか?

 

大きな違いは「フラップ」を作るか作らないか。

ラゼックとレーシックの大きな違い。

それは、「フラップ」を作るか作らないかの違いです。

 

フラップというのは一体どういうものなんでしょうか?

 

フラップの意味を調べてみると

「パタパタと開閉するもの」

とでてきます。

 

そうなんです。視力回復手術では、

目の角膜の表面をスライスして、

パタパタと開閉するものを作る手術方法があるんですね。

 

そのパタパタと開閉するもののことを

「フラップ」

と呼びます。

 

なんかちょっと怖いですよね。

 

でも、ラゼックとレーシック。

どちらかはフラップを作る手術方法です。

 

レーシックはフラップを作るので、痛みが大きく軽減されます。

フラップを作る手術方法を採用しているのは

レーシックです。

 

視力回復手術といえばレーシックと言えるほどに

知名度は高くなりましたよね。

 

良い悪いはおいておいて、

数年前の感染症のニュースでもかなり知名度があがりました。

 

そんな、フラップを作る手術方法であるレーシック。

 

なぜ、フラップを作る必要があるんでしょうか?

 

目をスライスしてパタパタと開閉するものを作るなんて

やっぱり怖いですよね。

 

それには大きな理由があります。

 

それは、フラップを作らなければ、

反対に目がとても痛くなるからです。

 

目の角膜にフラップを作ると聞くと、

とても痛そうに聞こえますが、

実はフラップを作るときに大きく切断する角膜実質という組織には

痛みを感じる神経があまり通っていません。

 

痛みを感じる神経は角膜上皮と角膜実質の間に多く存在しています。

角膜上皮下神経叢と言います。

 

フラップをつくることで、

その角膜上皮下神経叢を極力刺激することなく

視力矯正することができるのがレーシックなんです。

 

なので痛みがラゼックに比べて大きく軽減されます。

 

その代わり、角膜の厚みはフラップ分、薄くなってしまいます。

痛みが大きく軽減されるレーシックなのですが、

そのメリットがそのままデメリットにもなります。

 

というのもフラップの厚み分、

角膜の厚みが薄くなってしまうからです。

 

角膜の厚みは角膜の強度に大きく影響します。

 

あまり角膜が薄くなってしまうと、

眼圧によって近視に戻りやすくなったり、

角膜が歪むことで乱視になる可能性もあります。

 

ちなみに、

「フラップの厚み分薄くなるといっても、フラップは元の位置に戻すのだから別に角膜は薄くならないんじゃないの?」

って思いませんか?

 

そうなんです。

 

見た目としては角膜の厚みは

フラップ分の厚みも加えた厚みに見えます。

 

でも、強度としてはフラップの厚み分薄くなった角膜と

同じになってしまうんですね。

 

というのも、角膜実質という組織は

ほとんど再生しないからです。

 

フラップの切断面はほぼ切断されたままとして残ってしまうので、

角膜の強度には貢献できないんですね。

 

レーシックの手術後はフラップも角膜と一体化しますが、

それは角膜上皮だけのことであって、

角膜実質層においてはほとんどくっつきません。

 

ラゼックはフラップを作らないので角膜を削る量が少なくすみます。

レーシックがフラップを作るのに対して、

ラゼックはフラップを作りません。

 

厚さ約50μmの角膜上皮をアルコールでふやかして剥ぎ取り、

露出した角膜実質にそのままエキシマレーザーを照射します。

 

なので、レーシックと比べてフラップの厚み分の角膜を

残すことができます。

 

フラップの厚みは最近のレーシックでは約100μmなので、

その分ラゼックのほうが術後の角膜の強度が高くなるということですね。

 

角膜の強度は、術後の近視戻りの抑制と、

乱視発生の抑制にも繋がります。

 

つまりは、術後の見え方の安定性はレーシックよりも

ラゼックのほうが高い傾向があるということですね。

 

その代わり、術後の目の痛みは避けられません。

そんなラゼックなのですが、

術後の目の痛みはどうしても避けられません。

 

ラゼックは角膜上皮をアルコールでふやかして剥がすと言いましたが、

その時に、角膜実質との間にある角膜上皮下神経叢も

剥ぎ取られてしまうからです。

 

痛みを感じる神経が集中しているところが

ペリッと剥がされてしまうわけです。

 

手術中は点眼麻酔が効いているのでいいのですが、

麻酔が切れてきてからがとても痛くなってしまいます。

 

ラゼックの場合はフラップを作らないので、

術後しばらくは神経が露出したような状態になります。

 

保護用のコンタクトレンズを装着するのですが、

それでも痛いことには変わりがありません。

 

関連記事:「ラゼック」って一体どんな視力回復手術法なんでしょうか?

 



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