最近、注目されている視力矯正方法のひとつに、
オルソケラトロジーというものがあります。
寝ている間に、角膜のカタチを矯正するコンタクトレンズを装着すると
その次の日は裸眼でもしっかりと視力がでるというものです。
そのオルソケラトロジーなのですが、
調べてみると、東レのブレスオーコレクトと
三井メディカルクリニックのオサートの2つが見つかると思います。
ブレスオーコレクトとオサートは一体どう違うんでしょうか?
オサートの方が円錐角膜や乱視や超強度近視にも対応していて高性能
ブレスオーコレクトとオサートはどう違うのかというと、
オサートの方が高性能になっています。
具体的にいうと、ブレスオーコレクトでは対応できない、
円錐角膜や乱視、-10D以上の超強度近視にもオサートは対応できます。
ブレスオーコレクトも軽い乱視ぐらいなら対応できるんですが、
円錐角膜や、超強度近視には対応することができません。
オルソケラトロジーの技術をそのまま製品化したのが
ブレスオーコレクトで、
オルソケラトロジーの欠点を改善して製品化したのが
オサートとも言えます。
価格はブレスオーコレクトの方がかなり安くなっています
性能だけみるとオサートを選んだほうがいいような
気がしてくるんですが価格が結構違います。
ブレスオーコレクトの方が両目で10万円〜20万円の間で、
オサートの方が両目で38万円〜46万円の間です。
かなり価格差があります!
2倍以上!
オルソケラトロジーはまだまだ過渡期の視力矯正方法なので
まだまだこれから価格も下がってくるとは思うのですが、(普及すれば)
現状では結構費用がかかります。
ましてやオサートだとかなり高いです。
そして、ここも気になるポイントなのですが、
普通のハードコンタクトレンズ同様に洗浄液などの
ランニングコストもかかります。
オルソケラトロジーのレンズの使用期限は2〜3年らしいので
その度にレンズ代の費用もかかります。
ただし、1度レンズを作れば、2度めからは数万円で作れるようです。
2〜3年毎に40万円とかはちょっと高すぎますからね。
でもワンデータイプのコンタクトレンズの
ランニングコストが10年で60万円ぐらいかかることを考えれば
ぜんぜん有りかもしれませんね。
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