(アキュビュー公式サイトより)
「アキュビュー」というコンタクトレンズ。
覚えておいででしょうか?
ワンデーアキュビューでもなく、
モイストでもなく、
トゥルーアイでもなく、
普通の「アキュビュー」です。
もちろん、ジョンソン&ジョンソンのです。
1週間使い捨てのコンタクトレンズとして売られていました。
今は売られていないと思います。
ちなみにこの「アキュビュー」、
実は1週間「連続装用OK」なコンタクトレンズとして販売されていたんです。
なぜ1週間連続装用OKという承認を得ることができたんでしょうか?
今では確実に1週間連続装用OKという承認は降りません!
アキュビューは
今では製造されていないのですが、
当時は1週間連続装用OKというコンタクトレンズでした。
1週間連続装用というのは
つまりは1週間ず〜っと装着したまま
生活してもいいですよということです。
寝ているときも装着したままでいいんです!
便利!
でも、注意するべき点があります。
そう。
酸素透過率です。
夜寝ているときもコンタクトレンズを装着したままでOKということは
それなりに酸素透過率が高くなければいけないんです。
そうじゃないと目の角膜が
慢性的な酸素不足になって窒息してしまいます。
というか、
目が苦しくなって
1週間も装着していられません!
で、アキュビューの酸素透過率はどれくらいなのかというと、
40Dk/tです。
え?
桁が1つ違うんじゃない?
もう一度言います。
アキュビューの酸素透過率は
40Dk/tです!
低っ!!
でも当時はそれでも高いほうだったんです。
ワンデーアキュビューの酸素透過率は
33.3Dk/tです。
それに比べればちょっと高いほうですね。
だからこそ、アキュビューは
1週間連続装用OKという承認を得られたのだと思います。
シリコーンハイドロゲル素材が登場する前は審査が甘かった
では、
今、1週間連続装用OKの承認を得ているコンタクトレンズは
どうなんでしょうか?
ボシュロムのシリコーンハイドロゲル素材を使った
メダリストフレッシュフィットコンフォートモイストは
1週間連続装用OKの承認を得ています。
酸素透過率は
どれくらいなのかというと。。
130Dk/tです!
アキュビューとは桁が違いますね。
130Dk/tぐらいになると、
裸眼のときの酸素が100%とすると、
約98%以上の酸素を通すことができます。
まさしく裸眼並み!
ちなみに40Dk/tはどれくらいなのかというと、
いいところ約80%後半ぐらいなのではないでしょうか?
事実、アキュビューは
1週間連続装用OKとして売られていたんですが、
実際に1週間連続装用して使えた人は少なかったようです。
1週間たつ前に
目が疲れてしまって外してしまうんですね!
無理して1週間使って目のトラブルになる人も
少なくなかっただろうし。。
というわけで、
今となってはシリコーンハイドロゲル素材以外のコンタクトレンズでは
1週間連続装用OKの承認は得られないのではないかと思います。
ちなみに1週間連続装用OKだからといって、
無理に使い続けてはだめですよ!
違和感を感じたらすぐに外して様子をみるようにしましょう。
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