赤ちゃんって生まれたては、
ほとんど視力がない状態で生まれてきます。
視力0.01とかそんな感じです。
一体どういうふうに視力が良くなっていくんでしょうか?
その理由についても。
目次
赤ちゃんは視力が良くないというか「遠視」の状態で生まれてくる。
生まれたての赤ちゃんは視力がほとんどないと言われています。
それって実は物理的な理由があるんです。
なんだと思いますか?
実は赤ちゃんは「遠視」の状態で生まれてくるんです。
遠視というのは焦点が遠くに合っている状態ですね。
つまりは、目の前のものに焦点を合わせられない状態。
だから、視力がほとんどないんです。
視界すべてがぼやけている状態。
なぜ、遠視なのかというと、「角膜」が平べったい状態だから。
では、なぜ遠視の状態なんでしょうか?
それには「角膜」が関係しています。
角膜というのは目の黒目の部分ですね。
瞳孔の前を覆っている透明な部分です。
赤ちゃんってこの角膜がほとんどまっ平らなんですね。
「え?大人も角膜ってまっ平らじゃない?」
と思われるかもしれませんが、実は違うんです。
大人の角膜は実は目玉焼きの黄身のように膨らんでいるのです!
こんな感じ。
赤ちゃんの目ってものすご〜く透き通っていてキラキラ輝いていませんか?
それって実は角膜が薄いからなんです。
角膜が薄いということは
光がほとんど屈折しないということでもあります。
基本的に、角膜は厚いほど屈折率が高くなって近視ぎみに、
薄いほどに遠視気味になります。
もうお分かりでしょうか?
赤ちゃんは角膜が薄いがゆえに
生まれたてのときは「遠視」なんですね!
成長するにつれて角膜も膨らんできて、「正視」になっていきます。
で、赤ちゃんは成長するにつれて角膜も膨らんでいきます。
だいたい、3才ぐらいになると
大人とほぼ同じくらいになると言われています。
つまりは、遠視だった状態が「正視」になるということですね。
ここで勢いあまって角膜が膨らみすぎてしまうと
近視になってしまいますが。。
1歳ぐらいで「視力0.3」、3歳を超えると「視力1.0」に。
具体的には、
赤ちゃんの視力は生まれたてのときは「視力0.01」ほど、
1歳になる頃には「視力0.3」ほど、
そして3歳を超えるころには大人と同じ「視力1.0」になるそうです。
ちなみに私は裸眼視力0.3なので1歳の頃の視力と同じですね(笑)
近くはよく見えますがちょっと遠くなるとボヤける感じです。
一応裸眼でも街を歩けますが、
看板の文字とかは近づかないと読めない状態です。
というわけで、赤ちゃんの視力の上がり方についてでした!
ちなみに、3歳を超えても視力が上がらないという場合があります。
そういう場合は、弱視になりやすくなってしまうので
ぜひ子供を眼科につれていってあげてください。