赤ちゃんの鼻涙管閉塞を治す方法として
「マッサージ」というものがあります。
本当にマッサージをするだけで鼻涙管閉塞が治るんでしょうか?
目次
結論から言うとマッサージをしては「ダメ」です!
赤ちゃんの鼻涙管閉塞を治すためのマッサージ。
結論から言うと、やっては「ダメ」です!
鼻涙管閉塞というのはその名の通り、
目と鼻の間を繋ぐ管が詰まっていることを言うんですが、
それが原因で涙が鼻に抜けずに、
赤ちゃんの目やにの原因になったりします。
詰まっているのであればマッサージをすれば
ほぐれて詰まりがなくなるのではないか?
と考えるのは当然だと思います。
病院でもマッサージをするところはあります。
でも、少なくとも自宅で赤ちゃんの鼻涙管をマッサージするのは
やめたほうがいいかもしれません。
鼻涙管を圧迫して「炎症」させてしまう可能性があります。
というのも、
鼻涙管をマッサージすることがメリットだらけならばいいのですが、
デメリットも当然あります。
鼻涙管閉塞って鼻涙管が詰まっていることなのですが、
もっと詳しく言うと、鼻涙管の出口、
つまりは鼻側の出口に薄い膜が張ってあるような状態なんです。
詰まっているというよりも、
やっぱり塞がれているといった表現が合います。
マッサージでその膜が破れると思いますか?
それで破れるのであればラッキーなのですが、
破れない場合、そのマッサージの圧力は鼻涙管に伝わります。
それが原因で鼻涙管が炎症してしまうこともあるんです。
マッサージをしたら「治った」という口コミが結構あるんだけれども。
ちなみに、鼻涙管閉塞の治し方について調べてみると、
結構マッサージを始めたら1ヵ月で治ったという口コミ情報も数多く見かけます。
やっぱりマッサージは効果あるんじゃないのかと思いますよね。
それでも、自宅でのマッサージはやめておいたほうがいいと思います。
マッサージをしなくても「自然治癒」した可能性が高いかも。
というのも、
そういう場合は特にマッサージをしなくても
自然治癒をした可能性がとても高いからです。
そうなんです。
実は赤ちゃんの鼻涙管閉塞ってほとんどの場合は
自然治癒していくものなんです。
鼻涙管閉塞で赤ちゃんの目やにとかがヒドイと、
やっぱり母親としてはなんとかしてあげたくなるのは当然だと思いますが、
自然治癒を待つ方が赤ちゃんにとって良い可能性があります。
生後12ヵ月までの自然治癒率は「95%以上」とかなり高い。
ちなみに、鼻涙管閉塞は生後12ヵ月までの間に、
「95%以上」は自然治癒してしまうそうです。
生後3ヵ月までの間でも60%〜70%は自然治癒するそうです。
確率としてはかなり高いですよね。
なので、赤ちゃんが鼻涙管閉塞の場合でも、
生後12ヵ月ぐらいまでは自然治癒を待ってみるというのも
手なのではないでしょうか。
それでも治らない時にブジーや手術を検討するというのでもいいかと思います。
ブジー(鼻涙管を針金で貫通させる方法)や手術が
赤ちゃんのトラウマになる可能性もあるそうなので
私ならば12ヵ月まで待ってみるかな。