カルノシンという成分を知っていますか?
天然の抗酸化物質ということで、
最近では美容の世界でも注目されはじめている
成分だったりします。
肌の糖化を防ぐとか言われていたり。
そんなカルノシンなんですが、
実は目の白内障の改善にもいいと言われています。
はたしてどうなんでしょうか?
使った人の90%が視力回復し、41.5%が水晶体の透過度アップ。
白内障の改善にいいらしい
カルノシンなのですが、
目薬というカタチで目に点眼します。
具体的には、
「CAN-C(キャンC)」、「クララスティル」という
商品名で海外では売られています。
どれも配合されている成分はほとんど一緒です。
というかどちらもマーク・バビザエフ博士という人が開発しています。
CAN-Cはイギリスとアメリカ向け、
クララスティルはヨーロッパ向けという
使い分けみたいですね。
主成分となるのは
「Nアセチルカルノシン(非加水分解カルノシン)」
という成分です。
目の液体の中にはカルノシナーゼという酵素が含まれているんですが、
カルノシナーゼはカルノシンをヒスチジンとβ-アラニンに分解してしまうという
チカラを持っています。
でも、目の抗酸化力を上げたいなら
「カルノシン」の状態で目の水晶体に浸透させる必要があります。
そこで使われるのが「Nアセチルカルノシン」です。
Nアセチルカルノシンであればカルノシナーゼに分解されて
はじめて「カルノシン」になるからです。
ちなみにサプリとかでは「L-カルノシン」という成分がよく使われますが、
Nアセチルカルノシンの方がより分解されにくいそうです。
目薬に「L-カルノシン」を使うと水晶体に届く前に
ヒスチジンとβ-アラニンに分解されてしまう可能性が高いそうです。
で、マーク・バビザエフ博士によると、
これらの目薬を使った人のうち90%の人が視力回復し、
41.5%の人が水晶体の透明度がアップしたそうです。
ちなみに使用し始めてから6ヶ月後のデータだそうです。
これってかなりいい数字ですよね!
眼科医に白内障と言われて、
手術しようか迷っているという人にとっては
かなり魅力的に感じると思います。
ちなみにこの目薬、
実は犬にも有効らしいです。
犬も歳をとってくると
だんだん目が白っぽくなってきますよね。
まさしく白内障です。
日本は愛犬家が多いので、
犬のためにこのカルノシン目薬を使うという人も
多いみたいです。
ただし、日本ではまだ未承認な目薬なので利用は自己責任で。
ちなみにカルノシン目薬は
まだ日本では承認されていない目薬です。
なので、日本で使うには
海外から個人輸入というカタチで購入するしかありません。
個人輸入代行している通販ショップもあるので
購入するのはわりと簡単ですけどね。
ちなみに日本でも厚生労働省に承認された白内障用といわれる目薬はあります。
「カタリンK点眼用0.005%」、「カリーユニ点眼液0.005%」などの
ピレノキシンという成分が配合された目薬です。
ただ、これらの目薬は白内障を改善するとまではいかず、
白内障の進行を遅くするというところにとどまります。
つまりは、いつかは白内障の手術をせざるを得ませんでした。
そこにカルノシン目薬の登場です!
まだまだ、日本では承認されていないし、
白内障の改善効果も不明なところも多いですが期待したいですね!
今、利用するなら自己責任で!
【参考サイト】