コンタクトレンズの中には
UVカット機能付きのものがあります。
主にアキュビューとシードのコンタクトレンズですね。
はたして、そのUVカットの機能は
「使える」レベルなのでしょうか?
目次
もちろんUVカットの効果は「有り」!
結論から言うと、
コンタクトレンズのUVカット機能は「効果有り」です!
しっかりと紫外線が目の中に入ってくるのを
防いでくれる働きをしてくれます。
コンタクトレンズのUVカットの機能について調べていると、
目の涙(水)自体が紫外線を通さないので
UVカット機能つきのコンタクトレンズをしても
意味がないという内容のヤフー知恵袋の回答をみつけたりするのですが、
実はこれって間違っていると思います。
水って紫外線を通しますよ!
1メートルの深さの水であれば
大体98%の紫外線が通ってしまいます。
10メートルの深さで84%、
50メートルで41%、
100メートルで17%ぐらいになるそうです。
その証拠として養殖魚の日焼けがあります。
養殖魚って水深が浅いところで飼う?わけですが、
天然魚と色の濃さが変わってきます。
そうなんです。
水深が浅いところほど紫外線の量が多いので
お魚も日焼けしてしまうんですね。
ちなみに涙は水深にすると約0.007〜0.02ミリメートルです。
そう考えるとほぼ100%に近い紫外線が
目の中に入ってくると言えるかと思います。
ちなみに、コンタクトレンズによってUVカットの性能が違います。
コンタクトレンズのUVカットの機能については
シードのコンタクトレンズは公表されていないので分からないのですが、
アキュビューのコンタクトレンズはわかります。
実はコンタクトレンズによって
微妙にUVカットの性能が違ったりします。
実はHEMA素材のコンタクトレンズと
シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズで違うんですね〜。
シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズの方が
UVカット機能も上になります。
具体的に言うと、
ワンデーアキュビューモイストなどのHEMA素材のコンタクトの場合は
紫外線B波のカット率が約97%、
紫外線A波のカット率が約81%。
それに対してワンデーアキュビュートゥルーアイなどの
シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズの場合には
紫外線B波のカット率が約99%、
紫外線A波のカット率が約96%になっています。
ただし、サングラスの代わりにはならない。
UVカット機能がしっかりと付いているコンタクトレンズなのですが、
残念ながらサングラスそのものの代わりにはなりません。
だって、白目は無防備ですもの(笑)
黒目の部分はしっかりとレンズで覆うことができるのですが
白目の部分にはレンズが届きませんよね。
コンタクトレンズによってレンズ直径も微妙に違いますが
白目全体を覆うことができるコンタクトレンズはありません。
というかそんなのがあっても目に装着することがかなり困難です(笑)
コロネオ現象の予防としてUVカット機能付きコンタクトレンズを使うのがオススメ。
なので、
目の紫外線対策としてはサングラスをメインに、
UVカット機能付きのコンタクトレンズをサブとして使うというのが
いいのではないかと思います。
そうなると
「サングラスだけでいいんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、
サングラスにはサングラスの弱点というものがあります。
コロネオ現象というものです。
コロネオ現象についてはこちらの記事を読んでみてください。
簡単にいうと、
サングラスをしていても紫外線が横から目の中に入ってくるという現象です。
それを防ぐのにUVカット機能付きの
コンタクトレンズがかなり有効なんですね。