ドライアイを改善するのには
ムチンの分泌をうながす目薬がいいそうです。
NHKのためしてガッテンでも特集されたりして注目を集めています。
目次
なんでムチン目薬がドライアイにいいの?
そもそもムチンってなんなんでしょうか?
ムチンというのは成分的には、ちょっとネバネバっとした特徴をもつ成分で、
納豆や、山芋、オクラのあのネバネバ〜っとした感じを思い浮かべてもらえると
いいと思います。
それがなんでドライアイと関係があるの?
というと、
実は目にも、ムチンという成分が使われているからなんです。
目の表面は大きくわけて3つの層でできています。
1番表面が油分でできた層、2番目に涙でできた層、
そして3番目にムチンでできた層です。
その下に角膜があります。
いままでの目薬は、いかにして涙を増やすかという方向で開発されていました。
ヒアルロン酸配合の目薬もそうです。
でも、実はドライアイの原因はムチンの分泌が不足していて、
目の表面がデコボコしてしまうことから起こるということが分かってきた
みたいなんですね〜。
そこで、開発されたのがムチン目薬なんです。
ムチン目薬といっても、
正確にはムチンの分泌をうながす成分が含まれた目薬です。
どんな成分かというと、
- ジクアホソルナトリウム
- レバミピド
この2つの成分のどちらかが配合された目薬です。
ムチン目薬の具体的な製品名とは?
ムチン目薬として販売されているものとしては2つの製品があります。
- 参天製薬の「ジクアス点眼液3%」
- 大塚製薬の「ムコスタ点眼薬」
の2つです。
ジクアス点眼液の方がジクアホソルナトリウムを配合していて、
ムコスタ点眼薬の方がレバミピドを配合しています。
どちらかというと「ジクアス点眼液3%」の方が
先に製品化されたということもあり普及しているみたいですね。
ちなみにどちらも通販では販売されていなくて、
眼科医の処方のもと販売されています。
ムチン目薬を使うと涙がですぎちゃうことも。
ムチン目薬を使った人たちの意見を聞いてみると、
多くの人がドライアイがかなり改善されたと感じるみたいなのですが、
まれに、ムチンの分泌が多くなりすぎちゃって
涙がとまらなくなるという人もいるそうです。
ドライアイにはならなそうですが、
涙がですぎちゃうとそれはそれで困ってしまいますね。
ちなみにジクアス点眼液3%の場合は
1回につき1滴、1日6回点眼するのが好ましいようですが、
涙がですぎちゃう場合は1日の使用回数を3回とかに
減らすといいのかな?
ソフトコンタクトレンズには基本使えません!
ちなみにここ、気になる人多いと思うのですが、
残念ながらソフトコンタクトレンズにはムチン目薬を使うことはできません!
他の目薬と同様に、目薬に含まれている成分が
ソフトコンタクトレンズの中に浸透してしまって、
レンズが変形してしまう恐れがあるからですね。
でも、ワンデータイプのコンタクトレンズなら
望ましくはないのですが使ってもいいという眼科医もいます。
なので、ソフトコンタクトレンズを使っているんだけど
ムチン目薬も使いたい!
という場合にはワンデータイプの
コンタクトレンズにしてみるのも選択肢のひとつです。
ドライアイが気になる人は眼科に行ってみましょう!
このムチン目薬というのは
いままでの目薬に比べてかなり劇的に効果が高いそうなので、
ドライアイにお困りの人はぜひ眼科に行ってみることをオススメします。
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