鏡で自分の顔をみていると、ふと気がつくことがあります。
なんだか黒目の輪郭が白っぽくぼやけていることに。
なにかの眼病のまえぶれか何かでしょうか?
目次
老化が原因の可能性が高いです。あんまり心配することはないかも。
黒目の輪郭がなんとなく白っぽくなってる。
発見したときは何かの眼病かと思って
気になってしまいますよね。
でも、この症状。
あんまり心配することはない可能性が高いです。
というのも、老化現象のひとつみたいなものだからです。
老化すると肌もたるんできたり、
シワができたりするように、
目の輪郭も白っぽくなることがあるんですね。
一応、その症状には名前が付いています。その名も「老人環」。
ちなみに、一応、その症状には名前がついています。
どんな名前だと思いますか?
その名も「老人環」という名前です。
そうなんです。
その名からもわかるとおり、
老化が原因の目の症状なんですね。
ただし、必ずしも老人だけがなるわけではないのが
注意ポイントです。
実は、20代、30代でも、
黒目の輪郭が白くなってしまう老人環になるという人が
まれにいるようです。
そういう場合にはちょっと注意が必要です。
紫外線が原因だとも思われがちですが、実は「血液」が原因です。
老人環は、
紫外線が目に当たることによって、
黒目の輪郭が白くなっていくと思われることもあるのですが、
実は違うんです。
老人環の原因。
それは「血液」にあるんです。
目にも血液って流れていますよね。
黒目の表面を覆っている角膜の部分には
血液は流れていないのですが、
その周辺の部分には血管が通っています。
そう、つまりは黒目の輪郭のあたりです。
血液中の脂質やコレステロールが黒目の輪郭に蓄積する。
血液中にはいろんな成分が含まれていますが、
脂質やコレステロールも含まれています。
実は、その血液中の脂質やコレステロールが、
黒目の輪郭のあたりに蓄積していくことで、
なんとなく白っぽくなり、
老人環になってしまうという仕組みになっています。
つまりは、
血液中の脂質やコレステロールが多い人ほど
なりやすい症状とも言えます。
老人の場合、
長い年月を経て蓄積されていくので仕方がない部分があるのですが、
まだ若い、20代や30代とかで老人環になってしまう場合には、
血液中の脂質やコレステロールが多い可能性が高くなります。
なので、まだ若いのに老人環ができてしまった!
という人は、
食生活や生活習慣などを見直したほうがいいかもしれません。
脂っぽいものを控えるとか。
ちなみに、白内障とはほとんど関係ないのでご安心を。
ちなみに、目が白くなるというと、
「白内障!?」
って思う人も多いかもしれませんが、
老人環と白内障は、
ほとんど関係ないので安心してください。
そもそも、白くなる部分がまったく異なるんです。
老人環は、黒目の輪郭の部分に、
血液中の脂質やコレステロールが蓄積して白くなります。
図で示すとこんな感じです。
ピンク色の矢印で示した、
角膜と白目の間のあたりです。
それに対して、
白内障になる部分は図にするとこんな感じです。
ズバリ、水晶体です。
老人環と白内障では、
白くなる部分というのがまったく違うんですね。