マツエクをすると、
目やまぶたがとてもかゆくなるという人、
多いかと思います。
なんで、マツエクをすると
目やまぶたが痒くなったり腫れたりすることがあるんでしょうか?
目次
原因は「ホルムアルデヒド」という気体かも。
マツエクをすると、
目やまぶたが痒くなる原因。
それは「ホルムアルデヒド」という成分にあるかもしれません。
一時期、「シックハウス症候群」というものが、
メディアでよく取り上げられていたことがありました。
のどが痛くなったり、呼吸が困難になる症状がでるものです。
そのシックハウス症候群の原因が
「ホルムアルデヒド」でした。
このホルムアルデヒドという成分。
どんなものかというと、
一言で言うなら、「毒」です。
ちなみに、「気体」の状態なので、
空気中にただよいます。
目に見えないというのもやっかいな特徴ですね。
もっと具体的にイメージできるように言うと、
建築現場とかでは塗装のための塗料が使われていたりしますよね。
すごい臭いが強いのですぐにわかると思います。
簡単に言うと、
その臭いの元が気体になったものが
ホルムアルデヒドとも言えます。
ものすごく、人体に悪そうですね。
まつ毛用の接着剤(グルー)は固まる時に、ホルムアルデヒドを放出する。
なんでマツエクにホルムアルデヒドが関係しているのかというと、
実は、まつ毛用の接着剤、
いわゆるグルーですね。
そのグルーが固まるときに、
ホルムアルデヒドが放出されてしまうんですね。
揮発すると言ったりしますが。
ホルムアルデヒドが発生してしまうのは分かっているのですが、
マツエクをするにはグルーを使わざるを得ない。
マツエク業界のジレンマだと思います。
グルーにも色々と種類があって、
ホルムアルデヒドの発生量が少ないものもあったりするようですが、
持続力が落ちるというデメリットもあったり。
アイリストが活性炭素マスクをしているのはそのため。
ちなみに、マツエクサロンのアイリストさんは、
マスクをしていることが多いと思います。
しかも、普通のマスクではなくて、
微粒子とか細菌、ウイルスも防ぐことができる
活性炭素マスクをです。
医療の現場とかでも使われているものですね。
というもの、マツエクサロンではグルーをたくさん使います。
当然、室内には少なからずのホルムアルデヒドが漂います。
その状態でマスクをせずに呼吸をしていると、
シックハウス症候群になりかねないので、
活性炭素マスクが使われるんですね。
ホルムアルデヒドが液体化すると「ホルマリン」になります。
ちなみに、ホルムアルデヒドは気体なのですが、
それが液体化するとどうなると思いますか?
実は結構耳馴染みのある液体になるんです。
その名も「ホルマリン」。
標本とかで使われるあれですね。
ホルマリン漬けのホルマリンです。
ホルマリンには、細胞の活動を止めてしまう働きがあります。
細胞を、成長もさせなければ、腐らせもしないんです。
その状態で止めてしまいます。
だからこそ、標本とかで使われるんですね。
生きている人体の細胞にとっては、
ものすごい毒になります。
ちなみに、マツエクに使われたグルーが完全に乾くのは、
48時間後だと言われています。
乾き始めが1番ホルムアルデヒドが放出されるようですが、
その後も、少しずつホルムアルデヒドは放出され続けるようです。
そんな時に、お風呂とかで水に触れたらどうなるでしょうか?
そうなんです。
ホルムアルデヒドが液体化してホルマリンになってしまうんですね。
濃度はそれほど高くはなさそうですが、
それがまつ毛周辺の皮膚に付着します。
かゆくなったり、
腫れたりしてもおかしくはありませんよね。
マツエクをすると必ず痒くなるという人は、マツエクをやめる勇気が必要かも。
ちなみに、同じ家にいても、
シックハウス症候群になる人とならない人がいるように、
ホルムアルデヒドが皮膚に触れても、
反応する人と反応しない人がいます。
詳しくはわからないのですが、
花粉症みたいに、
その人その人によって許容量というものがあるのかもしれません。
マツエクで1回、目やまぶたがかゆくなると、
その後も、かゆくなりつづける人が多いというのも
それを物語っているかもしれません。
なので、マツエクをするとどうしても痒くなるという人は、
マツエクそのものを止める勇気が必要になるかもしれません。
ちなみに、最近では、
自まつげそのものを長くする
「まつ毛育毛剤」なるものが登場していたりします。
どうしてもまつ毛を伸ばしたいという場合は、
そっちを検討してみるのもいいかもしれません。
ただし、そんなまつげ育毛剤にも
もちろん副作用はあるので、
自己責任で慎重にいきましょう。