まつ毛を伸ばすための製品として、
「まつ毛育毛剤」と「まつ毛美容液」があります。
どちらも同じような意味で使われていることが多いですが、
実際のところなにが違うんでしょうか?
目次
本当にまつ毛は伸びるんでしょうか?
まつ毛美容液、まつ毛育毛剤、
色々なものが発売されていますよね。
最近ではスカルプD美容液みたいに
大々的にTVCMをやっているところもあります。
スカルプD美容液は、
自分で美容液とうたっているので、
おそらく、まつ毛美容液なんだと思います。
ちなみに、
まつ毛美容液にしろ、
まつ毛育毛剤にしろ、
本当にまつ毛は伸びるんでしょうか?
まつ毛が伸びると承認されているのは「グラッシュビスタ」だけです。
実は、厚生労働省から
まつ毛が伸びると承認されている製品があります。
その名も「グラッシュビスタ」。
2014年から睫毛貧毛症という症状に対して、
有効な効果があるということで
医療機関にて処方されるようになりました。
睫毛貧毛症(しょうもうひんもうしょう)というと
なんかすごい病気かなにかと思うかもしれませんが、
実際のところ、
まつ毛パーマとかまつ毛エクステで、
まつ毛が貧しくなってしまった症状のことみたいです。
でも、まつ毛が伸びるということで、
厚生労働省から承認がおりてるってすごいですよね。
ちなみに、アメリカでもグラッシュビスタのようなものが、
まつ毛を伸ばす効果があるということで、
アメリカの厚生労働省のようなところである、
米国食品医薬品局に承認されています。
その製品名は「ラティース」と言います。
ちなみに、グラッシュビスタもラティースも、
実は同じ成分が使われています。
グラッシュビスタのの主成分は「ビマトプロスト」という成分。
「ビマトプロスト」という成分です。
このビマトプロストという成分、
実は本来は、
まつ毛を伸ばすための成分とは扱われてきませんでした。
もともとは、
眼圧を下げるための成分として、
点眼液として使われていました。
ここ最近、まつ毛についての記事を結構書いているのですが、
視力についてのブログが、
なぜ、まつ毛について書いているのかというと、
そういう理由があるんです。
「緑内障のための点眼液にまつ毛を伸ばす効果があるなんて!」
という驚きとともに。
ちなみに、なんでビマトプロストに
まつ毛を伸ばす効果があるのかということは、
詳しくはわかっていないようなのですが、
どうやら、まつ毛の毛周期を伸ばすことによって、
まつ毛を伸ばしているようなんです。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
参考記事:まつ毛にも毛周期がある(生え変わっている)って知ってましたか?
ビマトプロストが使われているものが「まつ毛育毛剤」。
そういうわけで、
私個人としては、
ビマトプロストという成分が使われているものが
「まつ毛育毛剤」と言えるのではないかと思います。
ちなみに、
とある、まとめサイトには、
「生えなくなってしまったまつ毛を生やすのがまつ毛育毛剤」
ということが書かれていたのですが、
ちょっと違うと思うんです。
というのも、
ビマトプロストには、
生えなくなってしまったまつ毛を生やす効果はないからです。
すでに生えているまつ毛を長くすることができるだけなんですね。
ちょっと注意が必要です。
なので、まつ毛育毛剤を頭につけてもあまり意味がないんです。
もし生えるなら育毛剤業界は大盛り上がりだと思います。
それ以外のものが「まつ毛美容液」と言えるのではないかと思います。
そして、ビマトプロストが使われていないものを
「まつ毛美容液」と言えるのではないかと思います。
スカルプD美容液とか、
リバイタラッシュとかですね。
成分をみてみると、
確かに、まつ毛を伸ばすための医療用成分というものは含まれておらず、
美容成分といえるものが配合されています。
まつ毛を伸ばすという目的よりも、
まつ毛に栄養を与えて、
ツヤやコシを出すといいう目的のほうが強いのではないかなと思います。
ちなみに、ビマトプロストを使ったものでも、
まつ毛美容液と表現するお医者さんも
ブログなどをチェックしていると結構います。
なので、あまり神経質に違いを気にする必要もないのかもしれません。