視力回復について調べていると
必ずといっていいほど出てくるアイテムがあります。
そう、ピンホールメガネです。
穴あきメガネとも言いますね。
ピンホールメガネは視力回復にいいと言われていますが、
どういう仕組みで視力回復するんでしょうか?
そして、子どもの視力回復に本当に効果はあるんでしょうか?
毛様体筋を休ませるだけでは視力回復は難しいのでは。。
ピンホールメガネを使うことの効果は3つあります。
- 焦点が合いやすくなる
- 毛様体筋を休ませることができる
- 虹彩筋のトレーニングになる
の3つです。
焦点が合いやすくなる理由は、
小さい穴から細い光がはいってくるので、
水晶体で光が屈折しにくくなるからです。
光の幅が大きいと、それだけ水晶体での屈折率も高くなります。
そうすると焦点が網膜の手前になってしまって、視界がぼやけることになります。
近視の人というのはそういう状態です。
でも、光の幅が小さければ水晶体での屈折が少なくなって、
目の網膜で焦点が合いやすくなるんです。
そして、それにともなって、
水晶体の厚みを調節する機能をもっている
毛様体筋を休ませることができるんです。
光の幅が小さければ、
特に焦点を合わせる必要がなくなってしまうので、
毛様体筋も働かなくてもよくなります。
近視になる原因って毛様体筋が凝り固まってしまって
うまく水晶体の厚みを調節できなくなってしまうことです。
ピンホールメガネが視力回復にいいといわれているのは、
毛様体筋を休ませることで凝りをほぐすことができると
考えられているからなんです。
虹彩筋というのは目の瞳孔の大きさを調節する筋肉です。
ピンホールメガネを使うと、視界の中に小さい光の点と、
真っ黒い部分が同時に存在するため、目の瞳孔は絶えずに動くことになります。
光に意識がいけば瞳孔を小さくしはじめ、真っ黒い部分に意識がいけば
光をとりこむために瞳孔を大きくしはじめます。
それを繰り返すので虹彩筋の筋力をアップさせる効果があるとも言われています。
本当に視力回復したいなら、むしろ毛様体筋を鍛える必要あり
というわけで
ピンホールメガネには3つの効果があるのですが、
視力回復に1番大事なのはやっぱり毛様体筋を鍛えることです。
焦点を網膜に合わせるために水晶体の厚みを
自由自在に調節できる必要があります。
たしかに、ピンホールメガネを使って毛様体筋を休ませることで、
凝りをほぐすことができればいいのですが、
そもそも毛様体筋が筋力不足だったりするとあんまり意味がないんです。
例えるならば、
重たいものを持ち上げるのに、
いくら腕の筋肉をマッサージしたり休ませたりしても
あんまり意味がないのと同じです。
そもそも腕の筋力が強くなければ重たいものは
持ち上げられません。
それと同じようなことが毛様体筋にもあてはまります。
なので、本当に視力回復をしたいのであれば、
毛様体筋を休ませるのではなく、毛様体筋を鍛えるための方法を選ぶほうが
いいのではないかなと思います。
ちなみに毛様体筋を鍛えるための視力回復トレーニングとして、
眼育ingBOXというのが人気があったりします。
詳しくはこちらの記事も読んでみてください。
【参考記事】
・眼育ingBOXで視力回復トレーニングするかメガネにするかで迷います。