「翼状片(よくじょうへん)」という病気をご存知でしょうか?
目の表面・角膜にできる病気のひとつなんですが、
中高年に多いと言われているものです。
翼状片はひどく進行すると視力にも関わってくるという
病気なのでできるだけ早く治しておきたいものですが、
自然治癒するものなんでしょうか?
翼状片には手術が必要!でも怖い病気じゃない
そもそも翼状片というのは、
白目の部分を覆っている結膜の組織が何らかの理由で異常に増えてしまい、
まるで翼のようにどんどん大きくなって
黒目の部分にかかってしまうという病気です。
翼状片自体は命に関わるような病気ではないのですが、
放っておくとじわじわと翼状片が大きくなってしまうので、
最終的には黒目をすっぽり覆ってしまって視力にも影響してしまいます。
なので、翼状片が一度できてしまうと自然治癒することはなく、
いずれは手術が必要になってしまうということですね。
目の手術…って、やっぱり誰でも怖いものですよね。
目の手術は多くの場合意識がある中で行われますし、
なによりすべて見えているというのが耐えられない!
なんて人も。
でも、翼状片の手術は日帰りで行えますし、
しばらく眼帯をつけて注意していれば、
すぐに元の生活にもどることができます。
見た目にも将来の視力のためにも、
できるだけ早く手術を受けるようにしましょう。
じわじわできる翼状片予防には毎日の紫外線対策を!
翼状片ができる原因として挙げられるのが、紫外線です。
翼状片は屋外で仕事・作業をする人に
多いと言われているのがその理由で、
紫外線によって結膜に刺激が与えられて
翼状片ができると考えられています。
翼状片は、1~2か月そこそこでできるものではなく、
発症してから目の瞳孔あたりまで伸びるのになんと10年近くもかかるそうです。
なので、じわじわと進行していく病気ですから
その間に治療を行いましょう。
また、翼状片の原因であると言われている紫外線対策も忘れないように!
目は肌のように日焼け止めを塗ることはできませんし、
メガネをかけていても紫外線は反射して隙間から入ってきてしまいます。
しっかり目の周辺も覆っているようなデザインのメガネをつけたり、
UVカット機能のついたコンタクトなどを利用してみましょう。