花粉症などのアレルギー性の結膜炎の場合に
処方されることの多いリザベン点眼液。
コンタクトレンズユーザーとしては気になるには
コンタクトを装着した上から点眼できるのかというところです。
どうなんでしょうか？
目次
結論、眼科医の中でも意見が「分かれます」。
リザベン点眼液はコンタクトレンズを装着した上からでも点眼できるのか？
これについては実は眼科医の中でも意見が「分かれて」いたりします。
「点眼してもOK！」という先生もいれば、
「点眼しちゃダメ！」という先生もいるんです。
患者としては「一体どっち！？」
ってなってしまいます。
というわけで、なんで眼科医の中でも意見が分かれるのか？
解説します。
ワンデーコンタクトレンズであれば装着した上から点眼しても「大丈夫」かも。
ちなみに、眼科医の中でも意見が分かれるのは、
ソフトの1日使い捨てコンタクトレンズである
「ワンデーコンタクトレンズ」に限ってです。
ワンデーコンタクトレンズを使っている人にであれば、
装着した上から
「リザベン点眼液を使ってもいいよ」
という先生もいます。
反対に、ワンデーコンタクトレンズを使っている場合であっても、
装着した上から
「リザベン点眼液は使ってはいけない」
と言う先生もいるんです。
ワンデー以外のコンタクトレンズなら「点眼しない」ほうがいい。
意見が分かれるのはワンデーコンタクトレンズに限ってです。
それ以外のコンタクトレンズ。
使い捨てじゃないソフトコンタクトレンズや、
ハードコンタクトレンズ、2ウィークコンタクトレンズ、
マンスリーコンタクトレンズなどですね。
そういったコンタクトレンズを装着した上からのリザベン点眼液の点眼は、
どの眼科医も使ってはダメと言います。
それについてはどの先生も意見は一致しています。
リザベン点眼液に含まれる「ベンザルコニウム塩化物」という成分が問題。
コンタクトレンズの上からリザベン点眼液を使うのは
基本的には避けたほうがいい理由は、
リザベン点眼液の防腐剤として配合されている
「ベンザルコニウム塩化物」という成分にあります。
ベンザルコニウム塩化物という成分は粒子のサイズが大きいことに加えて、
コンタクトレンズに吸着されやすいという特徴をもっています。
なので、コンタクトレンズの上から点眼すると、
レンズの表面にベンザルコニウム塩化物が付着して、
表面がちょっとザラザラに、
つまりは、眼の角膜に傷がつきやすくなるという問題がでてくるんです。
ワンデーコンタクトレンズでは意見が分かれるのは、
1日で使い捨てて毎日新しいコンタクトレンズを使うのであれば、
レンズにベンザルコニウム塩化物が蓄積されないからという考え方があるからです。
1日分の蓄積なら問題なしという考えですね。
ちなみに、リザベン点眼液は「冷蔵庫」で保存しちゃ「ダメ」です！
ちなみに、話がちょっとわきに逸れますが、
リザベン点眼液は冷蔵庫で保存しちゃダメということは知っていますか？
おそらく眼科で処方されるときに
先生から説明があると思うので大丈夫だと思いますが、
もしかしたら先生の言い忘れもあるかもしれません。
先生に説明を受けたけど、忘れてしまったという人もいるかもしれません。
ちなみに、リザベン点眼液は冷蔵庫に入れると、
成分が結晶化してしまいます。
寒冷地に住んでいる人は室温でも結晶化する可能性があるので、
比較的室内でも温かい場所に置いておくのがいいと思います。
居間とか。
参考記事：目薬は冷蔵庫で保存したほうが良いってたまに聞くけれども。。
コンタクトレンズを装着した上から点眼したいなら「アレジオン点眼液」を選ぶ。
というわけで、
ワンデーコンタクトレンズであればレンズの上から点眼しても
大丈夫かもしれないリザベン点眼液ですが、
眼科医の間でも意見が分かれているのなら
使うのはちょっと不安という人もいるかと思います。
そんなときは「アレジオン点眼液」という点眼液を検討してみるといいと思います。
というか先生に言ってみるといいと思います。
「コンタクトレンズを普段使っているので、
コンタクトレンズを装着した上からでも点眼できるものがいいって。」
アレジオン点眼液は防腐剤としてベンザルコニウム塩化物を使っていないので、
コンタクトレンズの上からでも点眼できるというのが特徴の
アレルギーを抑えるための点眼液です。
ちなみに、私なら眼科医の中で意見が分かれていても
ワンデーコンタクトレンズの上からリザベン点眼液を点眼してみる派です。
ちなみにワンデーコンタクトレンズを使うなら
酸素を良く通すシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズがオススメです。
こちらの記事で3つのワンデーシリコンコンタクトレンズを
比較しているのでぜひチェックしてみてください。
参考記事：トゥルーアイ、トータル1、マイデー【シリコンワンデー頂上決戦】
