寝ている間に装着して視力回復させるオルソケラトロジー。
最近はテレビとかでも取り上げられて
知名度も上がってきたようです。
そして意外にも小学生で
オルソケラトロジーを使う子供が増えているんだとか!?
ここではそのメリットとデメリットについて書いてみます。
目次
コンタクトレンズ利用の小学生のうち約20%がオルソケラトロジー!ちなみに高校生では約0.3%。。
日本眼科医会というところが定期的に
「学校現場でもコンタクトレンズ使用状況調査」
という報告書を作成しています。
報告書そのものを読みたいという方はこちら!
その報告書を読んでビックリしたことがあります。
それは、小学生のオルソケラトロジー利用率の異常な高さです。
コンタクトレンズを利用している小学生のうちの
約20%がオルソケラトロジーらしいのです!
コンタクトユーザーの5人に1人はオルソケラトロジーってことですよ!?
とはいっても小学生でコンタクトレンズをしている人の割合は
まだ全体の約0.2%らしいので
総数はそれほど多くはなさそうですが。
ちなみに高校生ぐらいになると
全体の約27%がコンタクトレンズユーザーになるそうです。
そのうちオルソケラトロジー利用者は約0.3%とのこと。
ここらへんはなんとなく納得でしょうか?
ちなみに年々コンタクトレンズユーザーの割合は増えているようです。。
【メリット】日中は裸眼でいられるので動き回る小学生には最適!?
さてさて、それではオルソケラトロジーの
メリットから行ってみましょう。
オルソケラトロジーのメリット、
それはなんといっても日中は裸眼でいられるということ!
というかメリットはそれぐらいでしょうか?(笑)
そのメリットが結構大きいんですけれどもね。
小学生ってとにかくよく動き回りますよね。
鬼ごっこしたり
ドッジボールしたり
サッカーをしたり野球をしたり。
そういうときに顔面にボールが当たったりすることも結構あります。
とくにドッジボールとか
サッカーは当たることが多いような。。
そんなときにコンタクトレンズを装着していると
レンズが外れちゃったりすることもあります。
メガネの場合は壊れちゃいますしね。
オルソケラトロジーならそういう可能性を
回避できるというメリットがあるんですね。
【デメリット】思ったように視力がでない可能性がある。
ただし、オルソケラトロジーにももちろん
デメリットがあります。
そのひとつは、
視力が思ったようにでない可能性があるということです。
オルソケラトロジーって
寝ている間に角膜にクセをつけて(平らにして)
視力アップさせる方法なのですが、
人によっては角膜へのクセ付けが
あまり上手く行かなかったりもするそうです。
夕方になると視力が元に戻っちゃうとか。
【デメリット】お値段がレーシック以上に高い?
そして、なんといってもお値段です(笑)
オルソケラトロジーはやっぱりまだまだ高価です。
両目で約20万円前後するのではないでしょうか?
しかもオルソケラトロジーのレンズの寿命は約2年と言われています。
つまりは毎年約10万円かかるということですね。
最近ではレーシックって20万円もしないところも多いですよね?
普通のワンデーコンタクトレンズの場合と比較しても、
年間約5~6万円なのでそれよりも約2倍高いことになります。
【デメリット】角膜を矯正することによる影響がまだ未知数!
そして、もっとも気になるのは目の安全性についてです。
実はオルソケラトロジーのレンズが
高度管理医療機器として認められ始めたのって
わりとつい最近なんです。
日本で初めて認可されたのが
「オルソ-K」で2009年のことです。
今が2014年なのでまだ5年しか経っていないということですね。
まだまだ症例数が少ないので
オルソケラトロジーを使い続けるとどうなるのかということが
まだ未知数なところがあるんです。
ちなみにアメリカではもっと前から
オルソケラトロジーが使われていますが、
小学生に対してはほとんど処方していないようなんです。
まとめ
オルソケラトロジーは日中裸眼で過ごせるというのが
とても魅力的なのですが、
夜に必ずレンズを装着しないといけないというストレスや、
安全性についてまだまだ未知数な部分が多いというデメリットもあります。
もちろんお値段も高いですしね。
なので、個人的には小学生にオルソケラトロジーはあまりオススメしません。
小学生のうちなら視力回復トレーニングの効果が
でやすかったりするので
そちらにチカラをいれたほうがいいのかなと思います。
もしくはやっぱりメガネですかね〜。