シリコーンハイドロゲルってありますが、
なんで「ー」が入ってるか疑問に思ったことありませんか?
「シリコン」ってよく聞くけど「シリコーン」って
あんまり聞かなくないですか?
その違いについて調べてみました。
目次
シリコンとシリコーンはまったくの別ものです
実は「シリコン」と「シリコーン」はまったく別のものなんです。
同じものだけど発音の仕方が2種類あるとかではないんですね。
シリコンは英語表記すると “silicon”
シリコーンは英語表記すると “silicone” ”e”が付きます。
シリコンはコンピューターのチップに使われる硬いもの
シリコンは、コンピューターのチップの素材として使われています。
コンピューターのチップを見たことありますか?
すごく金属っぽくて硬そうな感じがしますよね。
ちなみにアメリカのカリフォルニア州にある
シリコンバレーは、この硬い感じのシリコンからきています。
GoogleとかAppleとかそうそうたる企業が
シリコンバレーに集まっています。
私も1度は訪れてみたい場所です。
関係ありませんが(笑)
シリコーンはゴムっぽい感じの柔らかいもの
シリコーンは、シリコンの硬いイメージと打って変わって、
なんとなくゴムっぽい柔らかい感じのするものです。
例えば、シリコーンハイドロゲルでできたコンタクトレンズなどなど。
とても柔らかいゴムみたいな感じになっています。
コンピューターのチップとはまったく違いますよね。
でも、実は使われている素材は同じ「ケイ素(Si)」なんです。
違いは素材そのものなのか、それとも化合物なのかという違いです。
シリコンは、ケイ素そのものです。
それに対して、シリコーンはケイ素も使われているんですが、
他のものと合成された化合物になっています。
その違いが、硬さに現れてくるんですね。
シリコーンなのにシリコンと言ってしまうこともあるので注意
ちなみに、シャンプーのCMで「ノンシリコン」であることを
アピールしているものを見たことありませんか?
ここでいうシリコンってどっちだと思いますか?
文字を見る限り硬いほうの「シリコン」なのですが、
実際は柔らかいほうの「シリコーン」です。
硬いほうのシリコンだったら髪の毛を洗うどころじゃなくて
頭が血だらけになってしまいそうです。。
こういうふうに、実際はシリコーンなんだけど
シリコンと表示しているものって思いのほか多いので注意が必要です。
こちらの記事を読むとシリコーンハイドロゲルについて詳しくなれます
シリコーンハイドロゲルってどんな素材?
そもそもシリコーンハイドロゲルってどんな性質を持ったものなのかについてこちらで解説しています。今後、発売されるコンタクトレンズのほとんどはこのシリコーンハイドロゲル素材に変わっていくのではないでしょうか。
ワンデータイプのシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズ
シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズは増えてきましたが、まだまだワンデータイプのものは少ないのが現状です。詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
シリコーンハイドロゲル素材のサークルレンズってないんですか?
疑問に思っていることがあります。シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズは増えているのに、なぜかシリコーンハイドロゲル素材のサークルレンズって見かけません。まだ発売されてないんでしょうか?