抗菌作用のある似た目薬として、
タリビット点眼液とクラビット点眼液というものがあります。
「タリビット」と「クラビット」、
なんか似てますよね。
一体どう違うんでしょうか?
目次
簡単に言えば、「クラビット点眼液」の方が効果が高くて「新しい」。
タリビット点眼液とクラビット点眼液の違い。
簡単に言うとクラビット点眼液の方が効果が高くて新しい点眼液です。
具体的に細かく言うと、
どちらとも同じニューキノロン系の抗生物質とか、
タリビット点眼液の主成分は「オフロキサシン」で
クラビット点眼液の主成分は「レボフロキサシン」とか色々あるのですが、
専門家でもない限りそんなに興味ないですよね?
詳しいことを知りたい方はこちらの記事を読んで見ると詳しく書かれています。
私も参考になりました。
でも、ほとんどの人は簡単に要点だけ知りたいですよね。
ズバリ、クラビット点眼液の方が抗菌作用効果が高くて、
タリビット点眼液よりも新しいです。
だからといって、「タリビット点眼液」がなくなるという可能性は低いかも。
つまりは、
タリビット点眼液はひとつ「型が古い」点眼液ということになるのですが、
だからといって、
今後、クラビット点眼液に一本化されるという可能性は
低いかもしれません。
効きすぎる薬には「耐性菌」が発生するかもというリスクがある。
というのも、
クラビット点眼液はその抗菌作用の効果はとても高いのですが、
それがあだになる可能性もあるからです。
効果が高いからといって頻繁に使っていると、
「耐性菌」が発生してしまうリスクがあるからです。
体に耐性菌が発生してしまうと、
それまで効いていたクラビット点眼液がまったく効かなくなってしまいます。
効果が高いといわれているクラビット点眼液が効かなくなってしまったら
何を使えばいいんでしょうか?
なので、あんまり症状がひどくない時には「タリビット点眼液」を使ったり、
同じ抗菌作用のある違う種類の点眼液、
例えば「ガチフロ点眼液」を使ったりするのが
耐性菌対策としては好ましいのかもしれません。
ちなみに、お医者さんでも名前を間違えることがあるようです。
ちなみに、タリビット点眼液とクラビット点眼液、
お医者さんでも名前を間違えやすい点眼液のようです。
タリビット点眼液は「0.3%」、
クラビット点眼液は「0.5%」と「1.5%」の濃度が用意されているのですが、
クラビット点眼液「0.3%」と処方してしまうことがあるようです。
そうなんです。
クラビット点眼液の濃度0.3%はありません。
タリビット点眼液0.3%と間違えてしまうんです。
確かに名前も似てるし紛らわしいですよね。