日本アルコンのデイリーズトータルワンを
実際に使ってみました。
一体どんなコンタクトレンズなんでしょうか?
目次
デイリーズトータルワン、開封の儀。
デイリーズトータルワン。
私自身はかなり昔から、
デイリーズトータルワンがまだ日本未発売のときから
使っているのですが、
デイリーズトータルワン単体での
使用体験レポートはまだ書いていませんでした。
なので、この機会に書いておこうと思います。
参考記事:トゥルーアイ、トータル1、マイデー【シリコンワンデー頂上決戦】
まずは、おなじみの開封の儀です。
デイリーズトータルワンのパッケージはこんな感じです。
横から見たところ。
レンズデータが記載されています。
正面から見たところ。
そして、パッケージの裏面です。
レンズの表面だけ、水分が高くなる技術が使われています。
ちなみに、トータルワンのパッケージを見ていると、
気になるアイコンがでてきます。
これです。
円型のドットで描かれた
アイコンのようなものと、
「WATER GRADIENT」の文字がみえますね。
なんか気になりませんか?
ちなみに、「GRADIENT」というのは勾配という意味です。
ということは、
直訳すると「水の勾配」になります。
なんのこっちゃって思いますよね。
これについてものすごく簡単に説明すると、
1枚のレンズの中で、
場所によって水分の勾配を変えているということです。
もっと具体的に言うと、
レンズの表面は水分を多くして、
潤った感じに。
そして、レンズの中心部の水分は
少なめにしてあるということなんです。
参考記事:コンタクトレンズの含水率って高い方がいいの?低いほうがいいの?
そんなことが可能なんですね。
ドットで描かれたアイコンを見ると、
外側のドットは大きくなっています。
そして内側は小さく。
レンズの表面と内側で
水分の勾配を変えてありますよという意味なんですね。
あとで詳しく言いますが、
確かにトータルワンはレンズの表面がすごく潤っている感じなんです。
デイリーズトータルワンはどの国で作られている?
ちなみに、トータルワンは
日本アルコンのコンタクトレンズなので、
アルコンの本社があるアメリカで生産されているような気がするんですが、
実は意外な国で生産されています。
その国というのは「ドイツ」です。
ちょっとわかりづらいですが、
箱の左下のほうに「Made in Germany」の文字があります。
Germanyはドイツのことですね。
ドイツ製のコンタクトレンズって
トータルワンで初めてみたような気がします。
他にもあるのかしら?
非常に個人的なのですが、
なんかドイツ製ってすごく精巧につくられていそうなイメージです。
レンズを装着しようとすると、指の上でレンズがすべる!?
そして、パッケージオープンです。
レンズの容器(ブリスターパック)のデザインも
箱のデザインと統一されていますね。
ちなみに、日本アルコンのデイリーズシリーズというと、
ブルーカラーのイメージなのですが、
トータルワンではガラッと変わってブラウンシルバーのカラーになっています。
コンタクトレンズでブラウンってかなり意外なカラーだと思うのですが、
トータルワンの場合、
それが上手くいっているような気がします。
他のコンタクトレンズと違うっていう感じがしますもんね。
ブリスターパック1枚でのアップ写真。
そして、ブリスターパックを開けてみたところ。
キレイな薄いブルーのレンズが見えていますね。
そして、レンズのアップ。
キレイですね。
ちなみに、デイリーズシリーズ同様、
結構コシがあるレンズだと思います。
あんまりペラペラしていないというか。
アキュビューシリーズとかはわりとペラペラしていますからね。
で、装着しようと指の上にレンズをのせたところ、
驚いたことがありました。
というのも、レンズが指の上でツーッて滑ったんです。
今までそんなコンタクトレンズには
遭遇したことがなかったので結構驚きました。
これも、さきほどでてきた、
ウォーターグラディエントの効果だと思います。
レンズの表面だけ水分を高めてあるという技術です。
ちなみに、数字で言うと、含水率が80%以上だそうです。
それはツルツルと指の上でレンズがすべりますよね。
参考記事:デイリーズトータルワンはレンズがスベりやすいし外しにくい?
かなり満足度の高いコンタクトレンズだと思います。
で、トータルワンを使ってみた感想です。
使い始めて2〜3日の間は、
正直なところ、ちょっと目に違和感を感じることもありました。
目の中でレンズが浮くような感じがたまにするというか。
でも、それにはたぶん理由があります。
というのも、私は普段は、
ジョンソン・アンド・ジョンソンの
ワンデーアキュビュートゥルーアイを使っていることが多いです。
ちなみにBCは9.0です。
おそらく、私の目の角膜も、
そのベースカーブに慣れているのではないかと思います。
そこに、BCが8.5のトータルワンがきたので、
最初のうちはちょっと違和感を感じたのではないかと思います。
でも、不思議なもので、
使い始めて1週間とか2週間とかすると、
かなり違和感はなくなりました。
すごく快適ですね。
あまり酸素を通さないコンタクトレンズを
装着しているときのような、
夕方とか夜になったときの目の疲れも感じませんし。
トータルワンは使い捨てコンタクトレンズの中では
ナンバーワンの酸素透過率(酸素の通しやすさ)を誇るので、
当然かもしれませんね。
ちなみに、トータルワンのBCは8.5と言いましたが、
それは通販で海外バージョンを購入した場合です。
日本国内バージョンには、BC8.8も用意されています。
BC8.5だとちょっとカーブがきついという場合には、
日本国内バージョンのBC8.8にしてみるといいと思います。
というわけで、
デイリーズトータルワンの使用体験レポートでした。
満足度はかなり高いと思います。
評判が良いというのも納得ですね。
ただ、やっぱりコンタクトレンズの使用感には
かなり個人差があるのであくまでも参考までに。
ちなみに、トータル1はこちらのサイトを参考に
通販で購入しています。
参考サイト:デイリーズトータル1|使い捨てコンタクトレンズ通販ガイド
デイリーズトータルワンのレンズスペック表。
デイリーズトータル1 | |
---|---|
BC(ベースカーブ) | 8.5 / 8.8(8.8は国内バージョンのみ) |
DIA(直径) | 14.1mm |
中心厚(-3.00Dの場合) | 0.09mm |
酸素透過係数(Dk値) | 140 |
酸素透過率(Dk/L値) | 156 |
含水率 | 33%(レンズ表面は80%以上) |
UVカット | × |