グラッシュビスタ、ルミガン、ラティース、ケアプロスト。
まつげ美容液のほとんどに「ビマトプロスト」という成分が含まれています。
一体どんな成分なんでしょうか？
目次
ズバリ、まつ毛の生え変わりの周期を「延長」する成分。
ビマトプロストとはどういう成分なのか？
調べてみると面白いことが分かります。
というのも、ビマトプロストという成分は、
もともとは、まつ毛を伸ばすために使われていた成分じゃないからです。
ビマトプロストという成分は、
もともとは、緑内障患者の眼の眼圧を下げるための
点眼液として使われていました。
で、点眼すると、その液体がまつ毛の生え際にも触れますよね？
その結果、
緑内障の目薬を使うとまつ毛が伸びるという事実が判明したそうです。
面白いですね。
で、なんでビマトプロストがまつ毛を伸ばす効果があるのかというと、
どうも、まつ毛の生え変わりの周期（毛周期）を
延長する働きがあるからのようです。
抜けるはずのまつ毛が残ることによって、結果として、まつ毛が伸びます！
まつ毛の生え変わりの周期が伸びるということは、
本来は抜け落ちる予定だった時期を超えても、
まつ毛がまだ残っているという状態です。
まつ毛は毛根から生え続けているうちは、
毎日伸び続けます。
その結果、まつ毛のマックス長さが長くなるんですね。
まつ毛は1日に約0.18ミリほど伸びると言われているのですが、
1ヵ月で5.4ミリになります。
毛周期が1ヵ月なら、
まつ毛はその長さで入れ替わるので、
まつ毛の長さは5.4ミリで生え揃います。
でも、ビマトプロストの影響で毛周期が2ヵ月になったとしたら
どうなると思いますか？
まつ毛は2ヵ月間の間、伸び続けることになるので、
長さは10.8ミリになります。
結構長くなりますね！
アメリカ食品医薬品局（FDA）に、まつ毛が伸びる効果があると認定されています。
ちなみに、ビマトプロストのまつ毛を伸ばす効果。
アメリカの食品医薬品局という、
日本でいう厚生労働省のようなところでは、
きちんと認定されています。
日本では薬事法とかで、
「この製品にはこういうことに効果があります！」
と断定して表現することは難しかったりするのですが、
アメリカでは、
「ビマトプロストという成分はまつ毛を伸ばす効果があります！」
って言ってしまってもいいわけです。
つまりは、本当に効果がある可能性が高いということですね。
ただし、「副作用」もあるので使いすぎには要注意です。
そんな、ビマトプロストですが、
もちろん副作用もあるのでちょっと注意です。
どんな副作用だと思いますか？
それは。。
まつ毛が伸びすぎてしまう可能性があるというところです！
いやいや、冗談のようで冗談じゃなかったりします。
まつ毛を伸ばしたい！
という人にとっては願ったり叶ったりだと思うかもしれませんが、
あまりにも伸びすぎてしまうのも反対に気になる人もいるものです。
まつ毛の生え際の皮膚に、色素沈殿（シミなど）が起きる可能性あり。
ちなみに、副作用は他にもあります。
こちらのほうが本来の副作用です。
ビマトプロストが皮膚に付着することで、
その部分に色素沈殿が起きる可能性があるんです。
簡単に言うと、シミのようなものが出来てしまう可能性があります。
データによると、利用者の4.76％の人に、
そういった副作用があったようです。
結構高いですよね。
なので、ビマトプロストが入ったまつ毛美容液を使う時は、
極力、皮膚には直接つかないように気をつけるのがいいかもしれません。
参考記事：まつ毛にも毛周期がある（生え変わっている）って知ってましたか？
