「過熟白内障」って一体どういう状態?

白内障といっても、

その進行状況によっていくつか種類があります。

 

最も白内障が進行した状態が

「過熟白内障」です。

 

一体どういう状態なんでしょうか?

 

誰が見ても、「この人は白内障だ」と分かるような状態。

過熟白内障。

一体どういう状態の白内障なんでしょうか?

 

分かりやすく一言で言えば、

誰が見ても、

「あ、この人は白内障だな。」

って気づくぐらい、

目の水晶体が白く濁っている状態だと言えると思います。

 

色が、明らかに白に近い感じと言いますか。

 

初期の未熟白内障の場合、

透明な水晶体にうっすらと白い濁りがあるような状態なので、

パッと見は白内障だと気づかないことも多いです。

 

でも、過熟白内障の場合、

黒目の中心が白く見えるので、

白内障ということは明らかです。

 

また、水晶体が明らかに白くなってしまうので、

視力の低下が著しいのも特徴です。

 

霧の中にいるような感じになるみたいですね。

 

水晶体の皮質部分が液状化している可能性が高いです。

ちなみに、過熟白内障の場合、

水晶体がかなり白く濁っている状態なのですが、

もっと具体的に言うと、

水晶体の皮質の部分が液状化している可能性が高いです。

 

水晶体というのは、大雑把に言うと、

中心の「核」の部分と、

その核を覆っている「皮質」の部分に分けられます。

 

過熟白内障ぐらいに白内障が進むと、

水晶体の核は柔軟性を失って硬くなり、

皮質の部分は液状化します。

 

つまりは液状化した皮質の中に、

核が沈んでいるような感じになります。

 

皮質部分が液状化していると、水晶体を覆っている膜(嚢)も破れやすくなります。

ちなみに、水晶体というのは、

実は、膜のようなものに覆われています。

 

水晶体嚢(すいしょうたいのう)と呼ばれる膜です。

 

水晶体そのものが剥き出しで、

毛様体筋に接続されているわけではなくて、

その間に水晶体嚢という膜があるんですね。

 

毛様体筋は、その膜に接続されています。

 

過熟白内障になると、

水晶体の皮質部分が液状化している可能性が高くなります。

 

そうすると、水晶体を覆っている膜は、

液状化した皮質部分に常に触れていることになります。

 

そうなると、膜の強度が落ちて、

破れやすくなってしまうんですね。

 

膜が破れてしまうと、眼内レンズを装着することが難しくなる?

ちなみに、白内障の手術のときは、

一般的には、

水晶体嚢の前面(光が入ってくる方)だけを切り取り、

そこから水晶体を砕いたり乳化させて取り除き、

水晶体嚢そのものは残します。

 

そして、その残された水晶体嚢の中に、

眼内レンズを挿入します。

 

でも、過熟白内障の場合、

水晶体嚢そのものが破れやすくなっているので、

前面だけ切り取るつもりが、

全体を取り除かなければいけない状況になる可能性があります。

 

仮に、水晶体嚢を全部取り除いてしまった場合、

眼内レンズはどうやって固定すればいいんでしょうか?

 

例えるならば、

枠の無い窓みたいな感じに

宙ぶらりんになってしまいます。

 

なので、水晶体嚢を取り除かなければいけない状態になったら、

眼内レンズを直接、

目の中に縫い付けて固定することになります。

 

過熟白内障の場合、その確率が高まってしまうのがデメリットです。

 

網膜が大丈夫であれば、過熟白内障でも十分に視力回復する可能性があります。

ちなみに、過熟白内障になってしまうと、

視力回復するのは難しいと思われがちかもしれませんが、

実際のところ、網膜と視神経が正常に働いているのであれば、

十分に視力回復することが可能です。

 

目が見える仕組みから言っても、

納得できる話だと思います。

 

だって、目の網膜にキレイに光の焦点が合わないのは、

水晶体が白く濁っているからという理由だけだからです。

 

であれば、水晶体が透明になれば、

ちゃんと視力は正常にもどります。

 

ただ、過熟白内障になってしまうと、

網膜が正常かどうかをチェックするための

眼底検査をすることができません。

 

眼底検査は水晶体が透明な状態だからこそできるものです。

 

長い間、網膜にきちんとピントが合っていない状態が続いた場合、

網膜や視神経に支障がでる可能性もなくはありません。

 

でも、視力はでなくても、

光の明暗が感知できる場合は、

網膜も視神経も生きている可能性が高いです。

 

信頼のおける眼科医を探して、

手術を検討してみるのもいいかもしれません。

 



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コンタクトレンズってどうやって買っていますか?

眼科に行って買うという人。

駅前のコンタクトレンズショップに行って買うという人。

通販で買うという人。

いろいろいるのではないかなと思います。

 

でも、やっぱりお得に買いたいのであれば

通販で買うのがいいのではないかなと思います。

 

なんといっても1箱あたりの値段が安いですし、

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処方箋不要もあたりまえになってきていますし。

 

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コンタクト通販ショップをひとつひとつチェックしていくのは

結構大変だったりするので手間もはぶけると思います。

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