弱視になってしまう原因ってなんなんでしょうか?遺伝?

メガネやコンタクトレンズをしても

視力矯正することができない

弱視」という症状があります。

 

一体何で弱視になってしまうんでしょうか?

遺伝も関係しているんでしょうか?

 

生まれつき弱視になりやすい病気はあります。

弱視が遺伝と関係するかどうかは

実はあまりよく分かっていません

 

ただ、生まれつき弱視になりやすい病気というのはあります。

 

それは、

眼瞼下垂

白内障

の2つです。

 

生まれつき、まぶたがあまり開かない状態(眼瞼下垂)の子供や、

水晶体が濁った状態(白内障)の子供がいます。

 

そうすると当然、視界がぼやけた状態になってしまうので

弱視になりやすくなってしまうんです。

 

ちなみに、そもそも弱視ってなんなのかについては

こちらの記事を読んでみてください。

 

とはいえ、原因の多くは後天的なもの?

生まれつき弱視になりやすい病気というのもあるのですが、

そういったことはそれほど多くはないようです。

 

視力の問題って

遺伝だと思っている人も意外と多かったりするのですが、

実は環境というか生活習慣のほうが大きな原因になっているものです。

 

例えば、寝っ転がってテレビを見るクセを持つ親がいるとすれば、

その子供もそういったクセがつきそうじゃないですか!?

 

遠視や乱視が原因になる「屈折異常弱視」。

さてさて、それでは後天的な弱視の原因についてです。

 

原因その1は

遠視と乱視

です!

 

遠視というのはピントが目の網膜の奥に

合ってしまっている状態です。

 

簡単に言うと、近くも遠くもピントボケという状態。

 

赤ちゃんはみんな生まれたときは

遠視の状態で生まれてきます。

 

眼軸がちょっと短い状態で生まれてくるんですね。

 

それが成長するにしたがって眼軸が伸びてきて

ピントが合うようになってきます。

 

で、弱視の原因になりうる「遠視」なのですが、

眼球の眼軸の成長が遅れてしまう子供もいます。

 

眼軸の成長が遅れると

遠視の状態が長く続くことになります。

 

そう、ピントボケの状態が続いてしまうのです。

つまりは弱視になりやすくなってしまいます。

 

乱視の場合は、

眼軸がちゃんと成長したとしても

網膜には乱視によってピントボケの映像が写しだされます。

 

これも弱視になりやすくなってしまうんです。

 

遠視と乱視が原因の弱視を「屈折異常弱視」って呼んだりします。

 

斜視が原因になる「斜視弱視」。

そして、

弱視になる原因その2は

斜視

です!

 

斜視っていうのは左右の目が

違う方向を向いてしまう症状のことです。

 

右目はまっすぐ向いてるんだけど

左目はちょっと内側を向いているとかです。

 

こういう場合、

どちらかの目があまり使われなくなってしまうことが多いです。

 

片目だけに偏って使いはじめるんですね。

 

そうすると、

あまり使われないほうの目が退化してしまうというか、

モノを見る能力が成長しなくなってしまいます。

 

そして弱視になってしまうんですね。

 

まとめ

弱視になる原因について解説しましたが、

ぶっちゃけたところ、

遺伝とか先天的とか後天的とかは

医学的にもあまりよく分かっていないみたいです。

 

わかっているのは弱視になるメカニズムのみ。

 

視神経の感受性が強い8歳ぐらいまで

ずっとピントボケの映像を見続けると

弱視になりやすくなるということ。

 

ちなみに遠視や乱視はメガネで、

斜視はシノプトフォアという機器で矯正することができます。

 

もし、お子さんがモノをよく見れていないのでは?

と思ったらぜひ眼科を訪れてみてください。

 

早いうちほど弱視を予防しやすくなります!

 



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