あなたは仕事や勉強をするときにどこを向いていますか?
壁に向かって座っていたりしませんか?
今回は、壁に向かって仕事や勉強をしていると
近視になりやすいかもというお話です。
■近視になるのは遺伝なのか環境なのか?
「近視は遺伝」という言葉を聞いたことはありませんか?
視力が悪くなって眼科にいくとそういう言葉を聞くことも少なくはありません。
でもそれは本当でしょうか?
というのも、もし、遺伝なのであれば近視になる人の割合は
かなりの昔から同じぐらいのはずなんです。
でも実際には違います。
統計によると、ここ50〜60年の間で近視になった人の数は
5倍ぐらいになっているそうです。
きっと今はもっと増えているのではないかなと思います。
つまりは、近視の原因は遺伝だけではない可能性が高いんです。
なので、「近視は遺伝だからしょうがないわ〜」みたいなことを考えていると
生活環境によって遺伝の影響以上に近視になる可能性が高くなってしまうわけです。
■どんな環境が 視力を低下させるのか?
環境が視力を低下させるとしたら、
どんな環境だと思いますか?
よく言われるのは、
- 暗いところで本を読む
- TVゲームのやりすぎ
- 勉強のしすぎ
などなどです。
実はこれらに共通するのは、
ピントが1点に集中してしまうというところです。
目の焦点って実は目の裏にある筋肉で調整されています。
毛様体筋、虹彩筋、外眼筋などがあります。
これらの筋肉がずっと緊張したままになってしまうので
だんだんとその機能が衰えてきてしまうんですね。
二の腕にずっとチカラコブを作っているところをイメージしてみてください。
そのうち疲れてきちゃってチカラが入らなくなるんじゃないかなと思います。
目の筋肉もそんな状態になってしまうわけです。
そうしてだんだん目の焦点が合わせられなくなり近視になります。
■なぜ壁に向かって仕事をしているとダメなのか?
そろそろ分かってしまったのではないでしょうか?
目の前に壁がある状態で仕事なり勉強をしていると
焦点がずっと近いところに合わせられることになり、
目の筋肉がとても疲れてしまうんです。
パソコンの光とかが原因だと思ってしまいがちなのですが、
(もちろん、それが原因の1つでもあると思います、ブルーライトとか)
それ以外にも壁に向かって仕事をしているのが原因の可能性もあるんです。
実際に私は家でもデスクを壁向きから真ん中に設置型に変えたら
すごく調子がよくなりました。
目の調子だけじゃなくて集中力とかも含めてです!
目の視線はパソコンの画面に向かっているんですが、
周辺視野では部屋全体を見渡している感じでなんとなく目が疲れにくいです。
部屋じゃなくて野外とかだとさらにいいんじゃないかなと思います。
最近はカフェで仕事をしたほうが集中できるという人も増えてますが、
実はこれも影響しているのではないかなと思います。
カフェなら壁向きじゃなくて(壁向きのところもあるけど)
カフェ全体を周辺視野に収めながら仕事できますからね。
そんなわけで、
仕事や勉強をするときは壁に向かわないほうが目にも生産性にもいいかも!
というお話でした。
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