コンタクトレンズをしたまま
ちょっと居眠りしたい時ってありますよね。
例えば、電車の中とか、授業中とか?(笑)
でも、コンタクトレンズをしたまま
居眠りするのは良くないとも聞きます。
どうなんでしょうか?
目次
寝ている間に装着するコンタクトレンズがある。
コンタクトレンズといっても色々な種類があります。
その中に、
実は夜に寝るときに装着する用の
コンタクトレンズがあるって知ってましたか?
「オルソケラトロジーレンズ」といいます。
最近はナイトレンズとも言うみたいですね。
夜に寝るときに装着するので。
コンタクトレンズを装着したまま寝るのは
ダメってよく言われていますが、
オルソケラトロジーレンズはそのダメなことをあえてやるのです。
大丈夫なんでしょうか?
ちなみにオルソケラトロジーレンズというのは
目の角膜を視力がでるカタチに変形させるための
矯正レンズみたいなものです。
夜寝ている間に目の角膜のカタチを矯正して、
昼間は裸眼でも視力がでるようにするんですね。
裸眼並みに酸素を通すことができるレンズだからそれが可能。
なんでオルソケラトロジーレンズは装着したまま寝れるのかというと、
レンズの酸素透過率がとても高くなっているからです。
酸素透過率というのはそのレンズが
どれだけ酸素を通しやすいかを表した数字です。
裸眼の状態を100%とすると
98〜99%ぐらいの酸素を通すレベルになっているんですね。
なので裸眼並み。
厚生労働省からも
夜寝ている間に装着してもいいレンズとして認可されています。
じゃあ、裸眼並みに酸素を通すレンズなら居眠りもOK?
ということはですよ。
オルソケラトロジーレンズ並に
酸素を通すコンタクトレンズであれば
ちょっとぐらいの居眠りは大丈夫なんじゃないでしょうか?
推奨はしないけど可という感じ。
ちなみにオルソケラトロジーの酸素透過率は
104DK/L〜156DK/Lの間ぐらいの数値になっています。
だいたい100DK/L以上ってことですね。
それぐらいあればほぼ裸眼並に酸素を通すことができる
コンタクトレンズということです。
シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズなら裸眼並みに酸素を通す。
ちなみに、100DK/L以上のコンタクトレンズというと、
酸素透過性ハードコンタクトレンズか、
シリコーンハイドロゲル素材の使い捨てコンタクトレンズになります。
シリコーンハイドロゲル素材というのは、
いままでのソフトコンタクトレンズの素材とは違って、
レンズ自体が水よりも多くの酸素を通す素材なんです。
例えば、ワンデーアキュビューは
HEMAという旧来の素材が使われていて、
酸素透過率は33.3DK/Lになっています。
裸眼を100%とすると
だいたい80%台ぐらいの酸素を通す感じです。
それに対して、
シリコーンハイドロゲル素材でできた
ワンデーアキュビュートゥルーアイの酸素透過率は118DK/Lです。
オルソケラトロジーレンズ並みですね!
というわけで、
コンタクトレンズをしたままちょっとだけ居眠りしたいという人は、
ぜひ、シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズを使ってみてください。