マイクロケラトームというのは一体どういうものなんでしょうか?

レーシックの手術の説明で

よくでてくる単語である

「マイクロケラトーム」。

 

ケラトームというのは

なかなか聞き慣れない単語ですよね。

 

マイクロケラトームというのは

一体どんなものなんでしょうか?

 

レーシックのときに、角膜にフラップを作るための器具です。

マイクロケラトームというのは、

簡単に言うと、

レーシックで目の角膜に

フラップを作るときに使う器具です。

 

マイクロケラトームを使って

目の角膜にフラップを作ります。

 

ちなみに、マイクロケラトームという言葉は、

マイクロとケラトームの2語から成り立っている言葉で、

マイクロというのは分かると思います。

 

小さいという意味ですね。

 

それではケラトームという言葉はなにかというと、

ケラトトミーという言葉から派生した言葉かと思われます。

 

ケラトトミー(keratotomy)というのは

角膜切開術という意味です。

 

なので、角膜切開するための器具という

意味でケラトームという言葉に

なっているのではないかと思います。

 

まとめると、

マイクロケラトームというのは、

「小さい角膜切開するための器具」

ということですね。

 

眼球を強制的に固定して、刃物をスライドさせて角膜をスライスします。

ちなみに、

マイクロケラトームは

どうやって目の角膜にフラップを作るんでしょうか?

 

大きく、2つの手順をふみます。

 

まず、眼球が動かないように固定します。

 

そして、刃物をスライドさせて、

角膜を首の皮一枚残すような感じでスライスします。

 

これでフラップが出来上がります。

 

わりと単純ですね。

 

ちなみに、最初に、

眼球が動かないように固定すると言いましたが、

レーザーで角膜を削られるよりも、

これが嫌だという人も少なくないと思います。

 

というのも、

フラップを作っている間に

眼球が動いたら困るので、

結構な圧力で眼球を押さえつけるんですね。

 

眼圧も80mmhgほどに上がると言われています。

 

通常の眼圧が10mmhgから20mmhgなので、

かなり眼圧が上がるほどに押さえつけられるってことですね。

 

眼筋で目を動かそうとしても

動かないレベルなので当然といえば当然でしょうか。

 

そして、動かなくなった眼球の角膜の部分を、

木材を削るカンナのような感じで、

刃物をスライドさせて角膜をスライスします。

 

フラップとして使うには

ヒンジとなる部分を残さないといけないので、

切り取ってしまうちょっと前でスライドを止めます。

 

関連記事:レーシック手術、「フラップ」はなんのために作るんでしょうか?

 

感染症でニュースになったのは、マイクロケラトームを使ったレーシック。

マイクロケラトームを使って

フラップを作るレーシックのことを、

たんにレーシックと言ったり、

ケラトームレーシックと言ったりします。

 

そんな、ケラトームレーシック。

 

刃物を使うという部分にデメリットがあったりします。

 

刃物が直接、

目の角膜にあたることになるので、

衛生面で気をつけなければならないという側面があります。

 

数年前にレーシックによる目の感染症でニュースになったのは、

マイクロケラトームを使ったレーシックでした。

 

マイクロケラトームの滅菌を怠っていたんですね。

 

今ではフェムトセカンドレーザーを使ったフラップ作成が主流になっています。

そんなわけで、

今ではレーシックでフラップを作るときには、

レーザーを使うのが主流になっています。

 

フェムトセカンドレーザーを使ったフラップ作成ですね。

 

レーザーを使うことのメリットは

いくつかあるのですが、

刃物を使わないので

感染症の可能性を極限まで抑えることができるというのも

大きなメリットのひとつだと思います。

 

その他にも、

レーザーを使ったメリットというのはあります。

 

例えば、フラップの厚みを極力薄く、

均一にすることができるという点。

 

そして、フラップのエッジ角度を

90度にすることができるなどです。

 

でも、実はマイクロケラトームも進化してきているんです。

 

最新のマイクロケラトーム「SBK」は、レーザーに劣らない性能で「使い捨て」可。

今の最新のマイクロケラトームのひとつに、

モリア社の「SBK」というものがあります。

 

一般的に、

マイクロケラトームを使う場合は、

フラップの厚みはだいたい160μmほどの厚みになってしまうし、

フラップのエッジの部分と中央の厚みに

ばらつきができてしまうという問題がありました。

 

エッジはちょっと厚めに、

中央は薄くなってしまうんですね。

 

それが、「SBK」の場合は

エッジも中央部分も均一の厚みにすることができるし、

フラップの厚みも、

レーザーを使うときと同じぐらいの、

約100μmまで薄くすることができるようになりました。

 

そして、フラップのエッジの角度も

90度にできるようになっています。

 

そして、もうひとつ。

 

「SBK」は使い捨て可のタイプがあります。

 

つまりは使い捨てコンタクトレンズみたいに、

手術をするたびに新しいマイクロケラトームを使うということです。

 

これなら衛生面のデメリットもなくなりますよね。

 

そんなわけで、

最近ではレーザーとマイクロケラトームの間の性能差が

小さくなってきています。

 



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コンタクトレンズってどうやって買っていますか?

眼科に行って買うという人。

駅前のコンタクトレンズショップに行って買うという人。

通販で買うという人。

いろいろいるのではないかなと思います。

 

でも、やっぱりお得に買いたいのであれば

通販で買うのがいいのではないかなと思います。

 

なんといっても1箱あたりの値段が安いですし、

最近では送料無料というところも多いです。

処方箋不要もあたりまえになってきていますし。

 

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使い捨てコンタクトレンズ通販ガイドというサイトが結構便利です。

 

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しかも、価格情報は毎日更新されています。

コンタクト通販ショップをひとつひとつチェックしていくのは

結構大変だったりするので手間もはぶけると思います。

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