レーシック手術、「フラップ」はなんのために作るんでしょうか?

レーシック手術の大きな特徴として、

「フラップ」を作るというものがあります。

 

でも、なぜわざわざフラップを作るんだろうと

疑問に思ったことはありませんか?

 

フラップはなんのために作るんでしょうか?

 

目に感じる「痛み」を和らげるために作ります。

レーシックでフラップを作る最大の目的は、

目に感じる痛みを極力和らげることにあります。

 

レーザーを使った視力回復手術って

実はレーシックが元祖ではありません。

 

レーシックの前に、

PRKという手術がありました。

 

そのPRK。

目がとても痛くなるんです。

 

そんなPRKを痛みを極力和らげる方向性で

進化したのがレーシックなんですね。

 

そんなこともあってか、

今ではPRKよりもレーシックのほうが主流になりました。

 

やっぱり痛いのはいやですもんね。

 

参考記事:「PRK」って一体どんな視力矯正手術法なんでしょうか?

 

なぜ、フラップを作ると「痛み」を和らげることができるんでしょうか?

ちなみに、

なんでフラップを作ると

痛みが和らぐんでしょうか?

 

かなり疑問に思いませんか?

 

イメージとしては

目の角膜にフラップを作るなんて、

とても痛そうに感じませんか?

 

でも、実際のところは、

目の角膜にフラップを作らずに

エキシマレーザーを照射するPRKよりも、

 

目の角膜にフラップを作ってから

エキシマレーザーを照射するレーシックのほうが

痛みが少ないんですね。

 

一体なぜなんでしょうか?

 

痛みを感じる神経である「角膜上皮下神経叢」を極力傷つけずに手術できるから。

それには理由があります。

 

目の角膜には

痛みを感じる神経も通っています。

 

目にゴミとかはいったりすると

痛みを感じますもんね。

 

でも、その痛みを感じる神経は

角膜の表面に特に集中しているんです。

 

反対に言うと、

神経があまり通っていない部分があります。

 

レーシックのときに作るフラップというのは、

その神経があまり通っていない部分を

スライスするようにして作るんですね。

 

具体的に言うと、

目の角膜は厚みが約0.5mmの

薄い膜のようなものなのですが、

細かくみると5つの層に分かれています。

 

上から、角膜上皮、ボーマン層、角膜実質、デスメ層、角膜内皮の5つの層です。

 

目の角膜の神経は、

この中でも角膜上皮とボーマン層の間に

特に集中しているんですね。

 

その神経が集中している部分を

「角膜上皮下神経叢」

と呼んだりします。

 

反対に、角膜実質以下には

あまり神経が通っていません。

 

レーシックのフラップは、

その角膜実質をスライスするようにして作ります。

 

なので、イメージほどには

痛みを感じない仕組みになっているんですね。

 

PRKの場合は、フラップを作らずに、

角膜上皮と角膜上皮下神経叢を何らかの方法で剥ぎ取ります。

 

それは痛くて当然ですよね。

 

手術後に、すぐに視界がクリアになるというメリットもあります。

ちなみに、フラップを作るのには、

もうひとつのメリットがあります。

 

それは、手術後にすぐに

視界がクリアに見えるというところです。

 

フラップというのは、

角膜上皮、ボーマン層、角膜実質の3層を含んだものなのですが、

フラップを作るときは、

その表面である角膜上皮を傷つけません。

 

つまりは、フラップをめくって、

角膜実質にエキシマレーザーを照射して、

フラップを元にもどせば、

目の前には手術前と同じように、

きれいな角膜上皮が乗っかっている感じになります。

 

なので、手術後もすぐに視界がクリアになるんですね。

 

PRKの場合は、

角膜上皮とボーマン層は剥ぎ取ります。

 

手術直後は、

角膜上皮がない状態なんですね。

 

そんなわけで、PRKの場合は

手術直後は視界がちょっとぼやけます。

 

角膜上皮は再生する細胞なので

PRKもだんだんと視界がクリアになってくるのですが、

レーシックのように手術後すぐに

ハッキリというわけにはならないんですね。

 

フラップを作ることで、角膜を多く削る必要があるというデメリットも。

痛みを和らげてくれるし、

手術後にすぐに視界がクッキリするし、

フラップって素晴らしいと思うかもしれませんが、

もちろんデメリットもあります。

 

そのもっとも大きなデメリットは、

なんといっても角膜が薄くなるという点です。

 

フェムトセカンドレーザーでフラップを作る場合、

だいたいフラップの厚みは120μmぐらいになります。

 

それに対して角膜の厚みは

だいたい500μmから550μmです。

 

4分の1ぐらいはフラップだけで

もっていかれる計算になります。

 

強度近視で矯正度数が-10Dの人の場合、

-1Dを矯正するには角膜を少なくとも

12μmは削らないといけないので

合計120μm削ることになります。

 

フラップの厚みと合わせると240μmですね。

 

レーシック後は角膜の厚みが

約半分になるという感じでしょうか。

 

角膜が薄くなることの弊害は、

まだまだ未知数な部分も多いです。

 

というのはレーシックという技術は

始まってまだ20年足らずだからです。

 

もうひとつ、フラップを作ることによるデメリットは、

フラップがズレる可能性があったり、

フラップと角膜実質の間になにかが入り込んでしまう可能性です。

 

もし、レーシックを受けたいと思う場合は、

こういったデメリットも頭に入れておきましょう。

 

参考記事:レーシックをした後に、近視に戻る確率ってどれくらいなんでしょうか?

 



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