こすり洗い不要のコンタクトレンズ洗浄液として
人気のAOセプトクリアケア。
でも、雪国や寒冷地など、
気温の低い地域で使う場合は
ちょっとした注意が必要だったりします。
目次
室内温度「10℃」以上の場所に置いておくこと。
寒冷地でAOセプトクリアケアを使うときに注意が必要なこと。
それは、「室内温度10℃」以上の場所で使う!
です。
これはAOセプトクリアケア本体にも記載されていますが
結構見落としがちなのではないでしょうか。
こんな感じで記載されています。
「低温下(10℃以下)では、
中和に6時間以上かかることがあります。
(冬場はなるべく暖かい部屋でご使用ください)」
と記載されています。
温度が低いと6時間後でも「中和できていない」可能性が高まります!
なんで、10℃以上の部屋に
置いておかないといけないかというと、
AOセプトクリアケア本体にも記載されているとおり、
6時間後でも中和されていない可能性が高まってしまうからです。
AOセプトクリアケアって、
「過酸化水素」を使ってコンタクトレンズを消毒します。
過酸化水素というのは「水」と「酸素」が結合したもので、
平たくいうと、人間にとっては毒となります。
だからこそコンタクトレンズの殺菌ができるんですけどね。
で、その過酸化水素が、
無害な水と酸素に分解されるまでに
6時間ほどかかるということなんです。
中和できていなければコンタクトを目に装着したときに「激痛」が。。
ちなみに、なんで過酸化水素が
中和されている必要があるんでしょうか?
それは、中和されていないままコンタクトレンズを目に装着すると
「激痛」が走るからです。
と書いておきながら
実は私自身はその激痛を体験したことはありませんが。。
でも想像するだけで痛そうです。
過酸化水素って傷口の消毒にも使われている液体です。
いわゆるオキシドール。
それが目の中に入るって考えるだけで痛そうです。。
なぜ、「10℃」以下だと中和スピードが遅くなるのか?
ちなみに、なぜ、10℃以下だと
過酸化水素の中和スピードが遅くなるんでしょうか。
中和というか過酸化水素が水と酸素に分解されるスピードですね。
その理由はいたって単純です。
過酸化水素は温度(水温?)が高いほどに早く分解していくからです。
過酸化水素は水と酸素が結合したものです。
というか、水の中に余分な酸素が溶け込んでしまっている状態です。
とても不安定な状態で、
なにもしなくてもちょっとずつ水と酸素に分解されていきます。
でも、温度が低い場合は分子同士の結合がちょっと強くなって、
そのスピードが遅くなってしまうんですね。
その反対に、温度が高ければ分解していくスピードも早くなります。
AOセプトクリアケアは中和までに6時間と定めていますが、
温度が高い場合は、もっとはやく中和される可能性もあるわけです。
というわけで、
「室内温度がかなり寒い!」
という時にAOセプトクリアケアを使う場合は
ちょっと注意してみてください。