よく、目と肝臓って繋がっていると言われています。
目を見るだけでその人の肝臓の状態が分かるとも言われますね。
目と肝臓って何か関係があるんでしょうか？
目次
目と肝臓の共通点、それは「血液」です。
目と肝臓って関係が深いとよく言われたりします。
目と肝臓の関係をあらわした「ことわざ」もあるぐらいです。
「肝は目に穴を開く」ということわざです。
肝臓があるからこそ、
目も開いて機能するという感じでしょうか？
とはいえ、目と肝臓って一見あまり関係がなさそうですよね。
でも、目と肝臓、実は共通点があるんです。
それは、どちらも「血液」に関わるということ。
目って充血したりします、目には血液が「必要」という証拠です。
目って普段はあまり血液が流れているという実感を
感じにくかったりしますが、
目が充血したりすると、
やっぱり目にも血液が流れているということを実感したりしますよね。
血液が流れているということは、
目には血液が「必要」ということです。
血液には色々な働きがありますが、
目にとって血液は「酸素」と「栄養」を送ってくれる
貴重な赤い液体です。
「肝臓」は一体なにをしているのか？
次に、肝臓と血液はどういう関係なんでしょうか？
肝臓って一体どんな働きをしていると思いますか？
一番有名なのはアルコールを分解する働きなのではないでしょうか？
お酒を飲むと血液中のアルコール濃度が上がります。
つまりは酔っ払うのですが、
血液が肝臓を通るときに、少しずつアルコールが分解されていきます。
そうして、だんだんと酔いが冷めてくるんですね。
そんな肝臓なのですが、他にも働きをもっています。
血液中の血糖分が多くなると、
それを脂肪に変換して貯蔵する働き、
そして、腸での消化を助けるための胆汁を作る働きです。
体内をながれる血液を「正常化」するのが肝臓の働き。
簡単に言うと、
肝臓の働きって体内をながれる血液を「正常化」することなんです。
アルコール濃度が高い場合は、それを正常値に戻し、
血液中の血糖度が高い場合には、余計な糖分を脂肪に変換して貯蔵していきます。
肝臓があるからこそ、
常に体内の血液がキレイな状態に保たれるということです。
肝臓の働きが弱くなると、血液の「質」が「落ちる」ということ。
そんな肝臓の働きが弱くなるとどうなるでしょうか？
血液中のアルコールが増えても、
分解されるまでに時間がかかります。
血液中の糖分が増えても、
なかなか脂肪に変換することができなくなってきます。
（ダイエットしたい人にとってはいいかもしれないですけど。。）
そうすると、血液もサラサラな状態を保てなくなり、
ドロドロとした状態になったりします。
簡単に言うと、血液の「質」が落ちます。
質の落ちた血液が「目」に流れ込むとどうなるんでしょうか？
肝臓が弱って、血液の質が落ちると、
当然、質の落ちた血液が「目」にも届くことになります。
血液がドロドロになっているのであれば、
目の中の血管の圧力が高まってしまい、
緑内障の原因になってしまうかもしれません。
血液中の糖度が高い場合には
血管の壁が糖によって脆くなってしまい、
目の中で内出血をしやすくなってしまうかもしれません。
実は目って外側から直接、血管を観察することができる唯一の器官だったりします。
眼底検査をすると直接、目の血管が見えますから。
つまりは目は、血液の状態が表に現れやすい器官だということです。
血液の状態が良くないということは
肝臓の働きが弱っているということでもあります。
そんな感じで、目と肝臓は関係しているということが言われているんだと思います。
目の健康のためにも、肝臓は大事にしておきたいですね！
参考記事：お酒・アルコールを飲むと視力低下に繋がるというのは本当なのか？
