ものもらいや結膜炎の時に処方されることの多い
「フルオロメトロン点眼液」。
コンタクトレンズユーザーとしては気になるのは
コンタクトレンズの上から差せるかどうかですよね。
どうなんでしょうか?
目次
フルオロメトロンはコンタクトレンズの上から点眼しては「ダメ」です!
結論から言います。
フルオロメトロン点眼液(フルメトロン点眼液)は
コンタクトレンズの上から点眼しては「ダメ」です。
コンタクトレンズの上から点眼液を使っていいかどうかというのは
良くある質問です。
点眼液によっては、
本当はダメだけど実際のところは使ってもそれほど影響は
なさそうというモノもあるのですが、
フルオロメトロン点眼液の場合は「ダメ!」と言ったほうがよさそうです。
ハードでもソフトでもワンデーでも「ダメ」です!
ちなみに、コンタクトレンズの種類によっても
点眼液を使っていいかどうかが変わってきたりもするのですが、
フルオロメトロン点眼液の場合はどの種類のコンタクトレンズでも「ダメ」です。
例えば、点眼液の成分を吸収しないハードコンタクトレンズであれば
使ってもいいと言われることがあったり、
1日使い捨てのワンデーコンタクトレンズなら使ってもいいと
言われることがあるのですが、
フルオロメトロン点眼液の場合はやっぱり
どの種類のコンタクトレンズでも「ダメ」です。
その理由はフルオロメトロン点眼液に使われている成分の「大きさ」にあります。
その理由は、フルオロメトロン点眼液に使われている
成分の粒子の「大きさ」にあります。
フルオロメトロン点眼液には、
有効成分である「フルオロメトロン」はもちろん、
防腐剤として「ベンザルコニウム」などの成分が含まれています。
そして、その液体は少し濁った「懸濁性」のあるものになっています。
なんで濁っているのかというと、
成分の粒子が「大きい」からです。
コンタクトレンズと角膜の間に「粒子」が挟まって角膜を「傷つける」かも。
コンタクトレンズの上からフルオロメトロン点眼液をすると、
点眼液に含まれている粒子の大きい成分が、
コンタクトレンズと角膜の間に挟まって、
角膜を傷つける可能性がとても高いんです。
研磨剤のような働きをしてしまうということですね。
コンタクトレンズがハードだろうが、ソフトだろうが、ワンデーだろうが、
使ってはいけないと言われる理由はここにあります。
フルオロメトロン点眼液を使うときは、面倒でもコンタクトレンズを「外す」こと。
というわけで、フルオロメトロン点眼液を使うときは、
面倒くさくてもコンタクトレンズを「外す」ようにするのがおすすめです。
フルオロメトロン点眼液で目の痒みや炎症が改善されても、
目の角膜が傷ついてしまっては元も子もありません。