フェイキックIOLで使われる眼内レンズ。
最新のものはレンズに穴があいているそうです。
しかも3箇所。
真ん中に1つと左右に1つずつです。
穴があいているなんて不良品なんじゃないの?
冒頭の画像はSBC新宿近視クリニック総括院長である
安田佳守臣医師のブログから拝借しました。
安田佳守臣医師のブログ:穴のあいた眼内レンズ
ちなみに写真の穴あきレンズをみて、
「穴があいてるなんて不良品なんじゃないの?」
と思ったそこのあなた。
正常な感覚です!
自分がいつも使っているコンタクトレンズに
穴があいていようものならきっと某ジョンソン&ジョンソンに抗議の電話を
すると思います。
もしくは、 泣き寝入りするか。。
でも、実はフェイキックIOLに使う眼内レンズは
穴あきのものが最新なんだそうです。
穴があいてて大丈夫なの??
と思うんですが大丈夫なんだそうです。
ということは普通のコンタクトレンズでも
穴があいていても大丈夫なんでしょうかね?
まあ、普通のコンタクトレンズの場合には
穴をあける必要性がありませんが。。
実はフェイキックIOLの眼内レンズは
必要だから穴があいているのです。
穴が開いあている理由とは?
フェイキックIOLの眼内レンズは、
眼内というとおり、目の中にいれてしまいます。
角膜の端っこをすこし切開して、
その隙間から眼内レンズを挿入していくんですね。
そうするとなにが問題かというと、
目の中の水分の流れがそのレンズによって妨げられて
しまう可能性があるんです。
イメージとしては、
沸騰したお湯の中に
ちょっと大きめな昆布を投入した感じでしょうか?
ちょっと違うか。
でも、なにもない状態に比べて、
昆布が投入された後はなんとなく水流の流れが
滞ってしまいそうなイメージしませんか?
それのなにが問題かというと
眼圧が上がってしまう可能性があるんです。
眼圧が上がると緑内障の原因にもなります。
それを解決するために
最新のフェイキックIOLではレンズに穴をあけて、
眼内の水分の流れをなるべく妨げないようにしているんですね。
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