風邪を引いたら口にマスクをつけるように、
ものもらいになったら目に眼帯をつけるという人、
いませんか?
実はものもらいに眼帯は
逆効果だったりするんです。
目次
ものもらいの原因である黄色ブドウ球菌は「湿った」場所が大好き!
そもそもの話ですが、
ものもらいって目のまつ毛などの毛穴に、
黄色ブドウ球菌という細菌が繁殖してしまうことでなってしまう病気です。
黄色ブドウ球菌自体は、
常に私達の皮膚に生息していて、
皮脂を食べて生きています。
常在菌という細菌です。
ものもらいの原因ではあるのですが、
余分な皮脂を食べてくれるという良い働きもしています。
そんなものもらいの原因である黄色ブドウ球菌なのですが、
実は湿った場所が大好きなんです!
まあ大抵の細菌は湿った場所が大好きですよね(笑)
眼帯によって目が「湿った」場所になってしまうという罠!
ものもらいの時に眼帯をするのは
逆効果だと言われる理由は、
眼帯をすることによって目の周りが
湿った場所になってしまうからです。
眼帯をするときって目と眼帯の間にガーゼを挟んだりしますよね。
そのガーゼに湿気がこもって
黄色ブドウ球菌が繁殖しやすくなってしまうんです。
眼帯は超特別な事情じゃない限りしなくてもOK!
ちなみに、眼帯ってよほどのことがない限りは
使わなくてもいいという代物です。
使う時の事例は、
例えば、目の手術をした後とかです。
物理的に目に触れてはいけないシュチュエーションのときですね。
その他には、目に物理的な外傷があるとき。
そして、見た目的にもう人に見せられないぐらい
腫れがひどいときとかです。
でも、人に見せられないぐらい目の腫れがひどい場合には
自宅にて絶対安静の方をオススメします。
ものもらいは風邪のように空気感染はしないのでご安心を。
ちなみに、ものもらいのときに眼帯をする理由のひとつに、
人に感染してしまうのではないかというものがあります。
ものもらいは、
風邪のように咳などによって空気感染するということはないので、
そこらへんは安心してください。
ものもらいになった目を指でこすって、
その指で人の目に触れるとかしない限り感染はしないと思います。
そんなことをする人はそうそういないとは思うのですが。。
子どもへの眼帯は弱視を生む可能性もあるのでなおさら注意!
ちなみに、
眼帯によってものもらいの治りが遅くなるぐらいならいいのですが、
子どもが眼帯をしている場合は、
弱視を生む可能性もあるので注意が必要です。
弱視というのは、
目の物理的な問題ではなくて、
目の視神経の働きが正常に成長しないことによる症状のことです。
わかりやすくいうと、
目の網膜へのピントは合っているのに、
視神経が弱っているためにモノがハッキリと見えない症状です。
弱視はメガネやコンタクトレンズによる視力矯正でも意味がないので
ちょっと厄介なんです。
弱視についての詳しいことはこちらの記事を呼んでみてください。
というわけで、ものもらいの時は眼帯をしないほうがいいよという記事でした。