目の乾きを改善するために使われる目薬。
そんな目薬がニキビやニキビ跡の改善にも
良いと言われていたりもします。
本当に目薬はニキビに良いんでしょうか?
目次
なぜ、「目薬」が「ニキビ」や「ニキビ跡」に良いと言われているのか?
目のために使う薬だからこそ「目薬」。
そんな目薬なのですが
ニキビやニキビ跡の改善にも良いといわれています。
目薬をニキビに使うなんてかなりビックリですよね。
普通の人はまずそんなことは思いつきません。
最初に目薬をニキビに使おうと思いついた人は
どんな人なんでしょうかね?
医療関係者かな?
注目するポイントは目薬に含まれている「成分」です。
目薬がニキビに良いと言われているのには根拠もあります。
注目するべきポイントは目薬に含まれている「成分」です。
あ、ちなみに目薬と言っても
どんな目薬でもいいというわけではありません。
充血を抑えるための目薬がニキビにも良いと言われているんです。
充血用の目薬には「血管収縮剤」が含まれているからです。
目薬に含まれている「血管収縮剤」がニキビの「赤み」を抑える。
充血用の目薬には「血管収縮剤」が含まれています。
具体的な成分名で言うと「塩酸テトラヒドロゾリン」という成分ですね。
この成分、血管を収縮させる働きを持っています。
充血というのは通常よりも血管が膨らんでしまっている状態です。
なので、その膨らんだ血管を
強制的に収縮させてしまおうというのが充血用目薬です。
ニキビやニキビ跡も実は充血した目と同じような感じだったりします。
ニキビやニキビ跡の「赤み」というのは血管が膨らんでいる状態なんですね。
そこに血管収縮剤が入ると、
ニキビやニキビ跡の血管も収縮して赤みが引きます。
充血用目薬がニキビにも良いと言われている理由です。
「ビタミンB6」が含まれている目薬ならばさらに効果的。
ちなみに、ビタミンB6が含まれている目薬だと、
ニキビの改善にさらに効果的だと言われています。
ビタミンってAとかBとかCとかDとか他にも色々とありますよね。
そんな中でなんでビタミンB6がニキビに良いと言われているんでしょうか?
ニキビの脂質の酸化を防ぐ働きを持っているのが「ビタミンB6」です。
ビタミンB6には脂質の「酸化」を防ぐ働きがあると言われています。
脂質に対して抗酸化作用を持っているということですね。
ニキビって毛穴に脂質がたまることによって引き起こされますよね。
その脂質が酸化して炎症してニキビに繋がっていきます。
だからこそ、ビタミンB6が含まれている目薬は
脂質の酸化を抑えてくれるので
ニキビに対してさらに効果的だと言われています。
ただ、「血管収縮剤」には副作用もあります。
確かに充血用目薬はニキビに対しての改善効果を持っているかもしれませんが、
充血用目薬の主成分である血管収縮剤には「副作用」もあります。
というのも、なんの理由もなく血管が膨らんでいるわけではないからです。
血管というのは体の隅々にまで酸素を供給するという働きも持っています。
血管が膨らむということは
その部分がより多くの酸素を求めているということでもあります。
その血管を強制的に収縮させてしまったなら。。
酸素不足になることは目に見えていますね。
そうなると、血管収縮剤の効果が切れたときに
さらに充血が悪化するということが起きたりします。
目薬を「長期的」にニキビやニキビ跡に使うことはおすすめしません。
なので、確かに充血用目薬は
ニキビに対して改善効果があるかもしれません。
でも、「一時的」に赤みを抑えたいという場合にだけ使うようにして、
長期的にニキビに充血用目薬を使い続けるというのは
避けるようにするのがおすすめです。