みなさんは、視力が悪くありませんか?
一度悪くなった視力って、元には戻らない…と思ってしまいますよね。
でも、現在注目の「オルソケラトロジー」という方法は、
なんと視力回復することができるというんです!
あんまり聞き慣れない方法ですが(汗)
それに使うのはなんとコンタクトレンズ。
気になるオルソケラトロジーについてみていきましょう!
オルソケラトロジーって?夜コンタクトをして視力矯正!?
オルソケラトロジーですが、
これは「オルソ→矯正」「ケラト→角膜」「ロジー→療法」という
ギリシャ語の言葉です。
日本語で言えば角膜矯正療法という意味で、
これならよくわかりますね。
このオルソケラトロジーに使われるのが、
コンタクトレンズなんです。
やり方としては夜寝ている間に専用のコンタクトレンズをつけて、
角膜をレンズの型に形づけるという方法です。
なので、朝起きてレンズを外せば角膜が正しい形に矯正されているので、
見え方がくっきり!というワケなんです。
レーザーなどで角膜の形を削って矯正する方法もあるんですが、
オルソケラトロジーなら角膜の細胞を削ったり、
ちょっと怖い手術をする必要もないのでとってもラクちん。
施術を受ける人にも負担がと~っても少なくなりますし、
安全で画期的な方法なんです。
レーザー治療なんかと違って、
レンズをまた外して生活すれば元通りになるというのが特徴です。
また、このオルソケラトロジーは2009年に
厚生労働省に承認されているので本当に大丈夫…?
と思うような人でも安心して治療を受けられますね。
でも、常識的に考えても、
夜寝ている間にコンタクトレンズを装着しても大丈夫なの…?
って思いませんか?
普段では絶対NGだと言われているのは、
レンズをつけていることで酸素を瞳に通さなくなってしまったり、
乾燥してしまうからです。
しかし、オルソケラトロジーに使われるコンタクトレンズというのは
実は酸素透過性がとっても高いから、
まるで裸眼並に酸素を通すことができて安全だと言われているんです。
コンタクトをして寝ても安全なのは酸素透過率が◎だから
でも、実際にどれくらい酸素を通すのか…気になりませんか?
そこで、オルソケラトロジーに使われている
コンタクトレンズの酸素透過性、調べてみました!
オルソケラトロジーに使われるコンタクトレンズなんですが、
現在大きく4つのブランドがあります。
「マイエメラルド」
「オルソ-K」
「ブレスオーコレクト」
「オサート」
の4種類になります。
まず、マイエメラルドですが酸素透過率は145.6DK/L値になっていて、
これは世界中でも実績のある安心できるレンズになっています。
次に、オルソ-Kは104DK/L値、
ブレスオーコンタクトは156DK/L値、
そしてオサートは不明ではあるものの、
オルソ-Kよりは酸素透過率が高くなっているようなんです。
この酸素透過率を見る限りでは、
ブレスオーコンタクトが最も酸素透過性が高そうですよね。
オサートがどれくらいになっているのか、
ちょっとわからないところではありますがそれなりに高そうです。
なんにせよ、酸素透過性というのは
100DK/L値を超えていれば裸眼並に酸素を通してくれると言われているんです。
なので、オルソケラトロジーに使われるこれらの代表的なレンズは
低くても104DK/L値となっているので、
どのレンズであってもそれなりに酸素を通してくれそうですね。