ものもらいや結膜炎、目が痒いときに眼科に行くと
処方される確率が1番高いのではないかと思われる「パタノール点眼液」。
コンタクトレンズを装着した上からでも
点眼してもいいのでしょうか?
目次
1日使い捨てのワンデーコンタクトレンズ以外だったら点眼は「NG」です。
コンタクトレンズを装着した上からパタノール点眼液を点眼できるのか?
これはコンタクトレンズの種類によってもちょっと変わってきます。
基本的にはパタノール点眼液はコンタクトレンズの上からは
使ってはいけないということになっています。
ただし、1日使い捨てのワンデーコンタクトレンズの場合だけはちょっと「例外」です。
2ウィークとかマンスリーのコンタクトレンズ、
ハードコンタクトレンズの場合は確実に「NG」なので、
使うのは控えておいたほうがいいと思います。
だとするとワンデーコンタクトレンズなら点眼しても「OK」なの?
例外だというワンデーコンタクトレンズ。
じゃあワンデーコンタクトレンズなら
問題なく装着した上からでも点眼できるのかというと、
これまたちょっと微妙です。
というか正解がない感じなんです。
ワンデーでもレンズの上から点眼してもOKかどうかは「グレーゾーン」です。
簡単に言うと、
ワンデーコンタクトレンズを装着してのパタノール点眼液の点眼は、
「グレーゾーン」と言えます。
グレーゾーンというのは黒と白が入り混じった。。
どっちつかずという状態ですね。
患者としては「ハッキリしてよ!」と言いたいところですが
どうもハッキリしない感じなんです。
というのも、「眼科医」の先生によっても意見が「違ったり」します。
というのも、
眼科医の先生によっても意見が色々と違ったりするからです。
「パタノール点眼液はコンタクトレンズを装着した上から
点眼してはいけません」
と言ってしまうのは簡単なんですが、
それって実質、コンタクトレンズを装着しないでくださいと
言うのとほぼ同じことだったりします。
だって、パタノール点眼液は1日に4回ほど点眼しないといけないので、
1日に4回もコンタクトレンズを付け外しすることになります。
あんまり現実的ではないですよね。
そこらへんを考慮する先生は、
1日使い捨てのワンデーコンタクトレンズなら
「まぁOKかな。」
という判断をするんだと思います。
慎重にいくならワンデーでも点眼しないほうが「ベター」。
ちなみに、なんの理由もなく
コンタクトレンズの上からパタノール点眼液を使ってはいけないと
言われているのではないです。
やっぱり理由があります。
その理由というのはパタノール点眼液に含まれている防腐剤である
「ベンザルコニウム塩化物」という成分です。
この成分。
粒子のサイズがちょっと大きい上に、
コンタクトレンズに吸着しやすいという特徴があります。
簡単に言うと、
レンズの表面がベンザルコニウム塩化物によってザラザラしてきます。
そうなると角膜にも傷がつきやすくなります。
そういった理由でパタノール点眼液はコンタクトレンズの上からは
点眼しないほうがいいと言われているんです。
なので、慎重にいくのであれば、
やっぱり1日使い捨てのワンデーコンタクトレンズでも
パタノール点眼液は使わないほうがベターではあります。
慎重にかつどうしてもコンタクトの上から点眼したいなら「アレジオン点眼液」を使う。
「慎重にいきたいけれどもコンタクトレンズが使えないのはとても困る!」
という人もかなりいると思います。
そういうときは「アレジオン点眼液」という点眼液を使うのがオススメです。
アレルギーを抑える点眼液って
ほとんどは防腐剤としてベンザルコニウム塩化物が含まれているのですが、
アレジオン点眼液だけは例外なんです。
違う防腐剤が使われているため、
コンタクトレンズを装着した上からでも点眼できるんですね。
慎重にかつコンタクトレンズは使い続けたいという人は
ぜひアレジオン点眼液を検討してみてください。
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