プロクリアワンデーの酸素透過率ってあまり良くないのでしょうか?

ドライアイの人には根強い人気のある

クーパービジョンのプロクリアワンデー。

 

でも、目の健康のためには酸素の通しやすさも重要です。

プロクリアワンデーはどれくらい酸素を通すんでしょうか?

 

どれくらい酸素を通せば、目の健康に良いと言えるのか?

目の健康のためには、

酸素をより多く通すコンタクトレンズが重要と言われますが、

 

具体的にどれくらい酸素を通せばいいのかということを

言っているところはあまりなかったりします。

 

というわけで、

コンタクトレンズは具体的にどれくらいの酸素を通すことが

できればいいのか調べてみました。

 

まぶたをずっと閉じたままでいても、必要最低限の酸素は角膜に供給されます。

私達の目の角膜(黒目の表面の部分)は、

空気中から直接酸素をとりこんでいる器官です。

 

コンタクトレンズを装着すると

目の角膜を覆うことになってしまうので、

コンタクトレンズはなるべく酸素を通す方がいいと言われています。

 

でも、コンタクトレンズ以外にも

目の角膜を覆ってしまうものがあります。

 

何だと思いますか?

 

それは、まぶたです!

意外な盲点なのではないでしょうか?

 

そうなんです。

 

私達の目は、

まぶたを閉じている間は

空気中から酸素を取り込むことができないんです。

 

つまりはですよ。

 

寝ている間の目の角膜は、

空気中から直接酸素を取り込むことができないというか、

取り込みづらい状態にあるということです。

 

それでも、研究によると、

ずっと寝たきりの状態の人でも、

目の角膜は正常に保たれているそうです。

 

まぶたを閉じていても、

開いているときの3分の1の酸素は取り込めるからだそうです。

 

目を閉じると角膜はまぶたによって大気から遮断されるので、血管を持たない角膜の酸素分圧は約1/3程度まで低下します。

引用元:http://www.hamano-eye-clinic.com/chishiki/chishiki12.html

 

つまりは、まぶたを閉じている時の状態「以上」に酸素を通せば目の健康は維持できる。

つまりは、目の健康を保つためには、

最低限、目を閉じている時以上の酸素を通すことができれば

いいということになります。

 

目を開けているときの3分の1以上の酸素です。

 

ちなみに、起きているときに

目の角膜に供給される酸素の量は一体どれくらいなんでしょうか?

 

これは気圧が関わってきます。

 

例えば、今日、12月11日の気圧は約1020ヘクトパスカルです。

 

目に供給される酸素には「mmhg」というミリ水銀圧の単位を使うので

ヘクトパスカルからmmhgに変換します。

 

1ヘクトパスカルは約0.75mmhgになるので、

1020ヘクトパスカルの場合は、765mmhg(空気分圧)になります。

 

ちなみに、空気中には約21%の酸素が含まれています。

残りの約79%は窒素などです。

 

つまりは765mmhgのうちの21%が酸素としての圧力となります。

765✕0.21で約160mmhg(酸素分圧)となります。

 

この数字が、目を開けているときに目に供給される酸素の量になるんですね。

 

目を閉じているときは、さらにこの3分の1です。

つまりは約53mmhgです。

 

コンタクトレンズを装着していても、

最低限、この53mmhgを上回る酸素分圧を超えていれば、

寝ている時よりも、多くの酸素を通すことができている状態になります。

 

つまりは目の健康は保てるのではないかというレベルです。

 

プロクリアワンデーの酸素透過率は「ギリギリ」のレベルかも。

プロクリアワンデーの場合はどうなんでしょうか?

 

コンタクトレンズの酸素の通しやすさは

Dk/L値(酸素透過率)という数字で表されたりします。

 

Dk(酸素透過性)というのは酸素の通しやすさ、

そしてLというのはレンズの厚みです。

 

レンズが厚いほどに酸素は通しにくくなりますからね。

 

で、プロクリアワンデーのDk/L値は22.8です。

この数字、どうなんでしょうか?

 

こちらに、酸素分圧と酸素透過率の関係性を表した表があります。

 

(引用元:http://www.hamano-eye-clinic.com/chishiki/chishiki12.html

 

縦が酸素分圧、横が酸素透過率になります。

 

たしか、目を閉じているときの酸素分圧が約53mmhgでしたね。

それ以上になるための酸素透過率はどれくらい必要なんでしょうか?

 

例えば、酸素透過率が100Dk/Lの場合は、

酸素分圧は100mmhg前後ですね。

 

シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズがここらへんでしょうか。

ただ、このデータは1998年当時のものなので、

表の黒い点は酸素透過性ハードコンタクトレンズのデータかもしれません。

 

そして、気になるプロクリアワンデーの酸素透過率である

22.8Dk/Lあたりはどうでしょうか?

 

22.8Dk/Lあたりはかなり酸素分圧に振れ幅がありますね。

だいたい60弱から20強のあたりに位置しています。

 

ちょっと特定することは難しいのですが、

個人的には40か50のあたりなのではないかなと思います。

 

とすると、プロクリアワンデーの酸素の通しやすさは、

目の健康を保つのにちょっとギリギリというか

ちょっとアウト気味ということが言えるかもしれません。

 

とはいえ、ギリギリの範囲内なので、

その他の酸素透過率の低いコンタクトレンズに比べれば

良いほうと言うことはできるかと思います。

 

気をつけるべきは、プロクリアワンデーを装着したまま「寝て」しまうこと。

というわけで、目の健康を保つためには、

ちょっとギリギリの酸素透過率であるプロクリアワンデー。

 

なるべくなら長時間装着しないようにすることが好ましいかもしれません。

 

そして、もっとも注意しないといけないこと。

それは、プロクリアワンデーを装着したまま寝てしまうことです!

 

プロクリアワンデーに限らず、

コンタクトレンズを装着したまま寝てしまうって

疲れているとやってしまいがちですよね。

 

裸眼並に酸素を通すコンタクトレンズであればまだいいのですが、

プロクリアワンデーの場合は

目の健康のためにはちょっとアウトになってしまいます。

 

気をつけるようにしたいですね。

 

ちなみにプロクリアワンデーを実際に使ってみたレポート記事があります。

気になる人はぜひチェックしてみてください。

 

関連記事:プロクリアワンデーを実際に使ってみました【口コミ体験レポート】

 

また、プロクリアワンデー以外に、

酸素をよく通すオススメのコンタクトレンズを知りたいという人は

こちらの記事もチェックしてみるといいかもしれません。

 

関連記事:実際に使って選んだ、おすすめのワンデーコンタクトレンズ。

 



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コンタクトレンズってどうやって買っていますか?

眼科に行って買うという人。

駅前のコンタクトレンズショップに行って買うという人。

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