水道水でソフトコンタクトレンズを
洗っちゃいけないって聞いたことありませんか?
ない?そうですか。
じゃあ今言います。
洗っちゃだめ!絶対!
とは言われても
なんで水道水で洗っちゃいけないのか
その理由が分からないと素直に聞けないですよね。
というわけで、
ソフトコンタクトレンズを水道水で
洗っちゃいけない理由についてです。
ソフトコンタクトレンズが水道水を吸収しちゃう
水道水でソフトコンタクトレンズを
洗っちゃいけない理由。
それは塩分濃度にあります。
ソフトコンタクトレンズの塩分濃度は
生理食塩水と同じ約0.9%でできています。
それに対して、水道水は塩分ゼロ。
この違いが水道水でソフトコンタクトレンズを
洗ってはいけない理由です。
浸透圧という言葉があります。
分かりやすくいうと、
浸透圧というのは水を引っ張るチカラです。
塩分濃度が高いほど、
この浸透圧、
水を引っ張るチカラが強くなるんです。
水道水とソフトコンタクトレンズで考えてみると、
水道水が塩分ゼロなので浸透圧もゼロ、
それに対してソフトコンタクトレンズは塩分濃度0.9%、
水を引っ張るチカラをもっています。
どうなるか考えてみてください。
どうでしょうか?
そうなんです。
水道水がソフトコンタクトレンズに
引っ張られて吸収されちゃうんですね。
つまりはブヨブヨです。
ソフトコンタクトレンズが
水ぶくれみたいになってしまうんです。
それと同時に水道水に含まれる塩素も
ソフトコンタクトレンズに吸収されちゃいます。
もっとも恐るべきはアカントアメーバ
ちなみに、塩素もそうなのですが、
もっとも恐るべきはアカントアメーバです。
アカントアメーバというのは
塩素でだいたいは消毒されるらしいのですが、
まれに水道水の中にひそんでいるようなのです。
そのアカントアメーバが
ソフトコンタクトレンズの中に吸収されてしまい、
それを装着してしまうとどうなるか?
目の角膜がアカントアメーバに侵食され、
アカントアメーバ角膜炎になってしまいます。
重度の視力障害に至る
あまりシャレにならない病気です。
それを予防するためにも
水道水でソフトコンタクトレンズを洗うのは控えるようにしましょう!
【次に読むのにオススメな関連記事】
・アカントアメーバ対策にいいコンタクトレンズ洗浄液はどれでしょう?