ウイルス性結膜炎。
人にうつる結膜炎だし、目もすごく充血するので、
学校や会社やバイトなど、休まざるを得ません。
早く治す方法ってないんでしょうか?
目次
結論から言うと、早く治す方法は「ありません」。
結論から言います。
残念ながらウイルス性の結膜炎を早く治す方法というのは
存在「しません」。
自然に治っていくのを待つしかないんですね。
ちなみに、ものもらいなどの細菌性結膜炎の場合であれば、
抗生物質が含まれた目薬などを点眼することで早く治すことができます。
細菌は抗生物質で殺すことができるからです。
でも、ウイルスにはそんな抗生物質も「効きません」。
ウイルスを殺すことができる物質は残念ながら今現在、
存在しないんです。
むしろ、「こじらせ」ないように気をつけることがとても重要です。
ウイルス性結膜炎の場合、
早く治そうとするよりも大事なことがあります。
それは、結膜炎を「こじらせ」ないようにすること!
ウイルス性結膜炎は目もすごく充血するし、
ゴロゴロ感もすごいし、発熱があることもあります。
平たく言うと、とても「辛い」んです。
目をこすってしまい、治るのが「遅れる」人が結構多い。
目に違和感を感じると、
やっぱり、ついつい目をこすったりしてしまうことが多いですよね。
そうして目の充血がさらに悪化したりすることがあります。
ケガをして出血したりするとかさぶたができますよね。
痒いからってかさぶたを引っ掻いてしまうと、
なかなかケガが治らなくなります。
そんな構図と似ています。
ウイルス性結膜炎の場合は、早く治すことを気にするよりも、
治るのが「遅れない」ように、
極力、目をイジらないようにすることが大事になってきます。
クラビットなどの点眼液は、治すのを「早く」してくれるわけでは「ない」。
ちなみに、ウイルス性結膜炎と眼科で診断されると、
「クラビット点眼液」や「フルオロメトロン点眼液」などを
処方されることがあると思います。
クラビット点眼液は抗生物質が含まれた点眼液、
フルオロメトロン点眼液はステロイド系の点眼液です。
実は、どちらとも、
ウイルス性結膜炎を直接治すという効果は「ありません」。
さきほども説明したように
ウイルスを殺すことができる物質は存在しません。
それなのに、なぜ、クラビット点眼液やフルオロメトロン点眼液が
処方されるのかというと、
目の辛い症状を少しでも緩和させるためです。
目が辛くて、ついついこすってしまうということを
抑えることはできるかもしれません。
しっかりと寝て、「自己治癒力」を高めておくことも大切です。
早く治す方法はなく、
自然に治るのを待つしかないウイルス性結膜炎。
じゃあ何もできないのかというと、そうでもないと思うんです。
「早く」自然に治るようにするという方法が残されています。
平たく言うと、「自然治癒力」を高めておくということです。
最近は慢性的に「寝不足」だという人がとても増えています。
寝不足だと体の免疫力も落ちて、自然治癒力も落ちてしまいます。
なので、せめてウイルス性結膜炎の間だけは、
しっかりと睡眠をとるようにして自然治癒力を高めておくのも
いいのではないかと思います。
どちらにしてもウイルス性結膜炎の場合は
自宅で安静にしていなければいけません。
この機会に普段の寝不足をしっかりと解消しておきましょう!
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