ドライアイの改善にいいと言われている「自己血清点眼液」とは?

自己血清点眼液」という言葉、

聞いたことありますか?

 

その名の通り、自分の血清で作った点眼液です。

 

どうもドライアイの改善に最高レベルにいいと言われているのです。

どんなものなんでしょうか?

 

角膜上皮細胞の再生と成長に必要な「成長因子」や「サイトカイン」が含まれている。

自己血清点眼液の1番の特徴は、

成長因子」や「サイトカイン」が含まれているというところです。

 

私達の眼の表面は角結膜上皮細胞に覆われているわけなんですが、

この、角結膜上皮細胞の再生と成長には

「成長因子」や「サイトカイン」が必要だったりします。

 

サイトカインというのは非常に小さいタンパク質で、

細胞の増殖や分裂に関わっていると言われています。

 

つまりは、自己血清点眼液を使えば、

眼に潤いを与えるだけじゃなくて、

角結膜上皮細胞を健全にするための

栄養補給」もすることができるということですね。

 

自己血清点眼液はどうやって作るのか?

ちなみに、自己血清点眼液はどうやって作るのかというと、

もちろん、私達の「血液」から作られます。

 

血液を遠心分離器にかけて、

赤血球や白血球の部分と、水っぽい「血清」の部分に分けます。

 

そして、血清に雑菌が入らないように抗生物質を少し加えます。

 

それを生理食塩水で20%ほどに薄めたのが

自己血清点眼液」なんですね。

 

自分の血液から作られているので自分の眼との相性はバッチリです!

ちなみに涙の成分と血液の成分ってほぼ同じなんだそうです。

 

「成長因子」や「サイトカイン」は、人工涙液やヒアルロン酸目薬には含まれていません。

目薬というと、

人工涙液型の目薬や、ヒアルロン酸目薬がメジャーですが、

これらの目薬には「成長因子」や「サイトカイン」は含まれていません

 

だからこそ、ドライアイが完全に良くなることはないんですね。

 

眼の表面に潤いを与えることはできるのですが、

ドライアイの根本的な問題である

角膜上皮細胞を改善することができないので、

しばらくするとまた眼が乾いてくることになります。

 

重度のドライアイの人に処方されるのが「自己血清点眼液」。

どうでしょう?

ドライアイの人は自己血清点眼液に興味がでてきたのではないでしょうか?

 

ちなみに、自己血清点眼液は基本的には

重度のドライアイの人向けに処方される目薬になります。

 

まずは、人工涙液やヒアルロン酸目薬で様子をみて、

それでもダメだったら次は「涙点プラグ」を試してみます。

 

で、涙点プラグでもダメだったら

「自己血清点眼液」を試してみるという感じですね。

 

涙点プラグというのは涙の排出口を塞ぐことで

眼に涙を行き渡らせる方法なので、

それでドライアイは改善しそうなものですが、

涙の質が良くないためにドライアイが改善しないこともあるそうです。

 

そういう場合には、

成長因子とサイトカインも含まれている

自己血清点眼液」が有効なんですね。

 

自己血清点眼液を精製できる病院は限られてはいるのですが、

「自己血清点眼液」で検索すると色々な病院がでてくるので、

気になる人はぜひチェックしてみてください。

 



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眼科に行って買うという人。

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