レーシックって
いろいろな眼科やクリニックによって
名前がいくつかあったりします。
その中でも、
違いが分かりにくいのが
「iLASIK」と「イントラレーシック」です。
なにが違うんでしょうか?
目次
同じものと考えて問題ないです。
iLASIKとイントラレーシック。
違いはないというか、
同じものと考えてあまり支障ありません。
iLASIKは確実にイントラレーシックです。
イントラレーシックがiLASIKかと言われると、
最近では違うことも多いかもしれません。
でも、レーシックの仕組みそのものは、
イントラレーシックがiLASIKでなかったとしても、
まったく同じものです。
イントラレーシックというカテゴリの中にiLASIKがあります。
なにを言っているんだ?
と思われたかもしれないですね。
分かりにくくてすみません。
そうなんです。
iLASIKとイントラレーシックを同列に考えると
混乱してしまいます。
というのもイントラレーシックというのは
レーシックの術式というよりも、
レーシックの種類の「カテゴリ名」だからなんですね。
イントラレーシックというカテゴリの中のひとつに
iLASIKがあります。
そして、もちろんiLASIK以外のレーシックも、
イントラレーシックには含まれているんですね。
iLASIK以外にもいくつかのイントラレーシックがあります。
iLASIK以外のものとしては、
例えば、Zレーシックがあります。
名前を聞いたことがある人も少なくないのではないでしょうか。
最近ではもっとも普及している
レーシックの術式かもしれません。
その他には、Vレーシックなんていうのもあります。
その他にもRSレーシックとか。
すべて、イントラレーシックという
カテゴリに含まれるレーシックです。
ちなみに、名前は違うのですが、
手術の仕組み自体はどれも同じようなものです。
フェムトセカンドレーザーをつかって
目の角膜にフラップを作り、
フラップをめくってから、
角膜実質にエキシマレーザーを照射、
そしてフラップを元に戻すという手順です。
それじゃあ、
なんで色々名前がついているのかというと、
フラップを作るための機材がどこのメーカーなのかによって、
レーシックの名前が変わってくるんですね。
iLASIKの場合はAMO社のiFSレーザーを使っていたり、
Zレーシックの場合はジーマー社のフェムトLDVを使っていたりします。
Vレーシックの場合は
カールツァイス社のVISUMAXを使っているとかですね。
フェムトセカンドレーザーを使ってフラップを作るのがイントラレーシック
ちなみに、
そもそもイントラレーシックって
どういうものなんでしょうか?
レーシックが登場した最初のころは、
目の角膜にフラップをつくるのに、
マイクロケラトームと呼ばれる金属製の器具を使っていました。
もちろん、今も使っているところもあると思います。
でも、数年前にレーシックによる
目の感染症がニュースになったように、
マイクロケラトームは物理的な器具のため、
滅菌作業が必ず必要になってきます。
そのデメリットを解消するために、
登場したのがイントラレーシックです。
フェムトセカンドレーザーを使って
フラップを作ることができるようになったんですね。
参考記事:「イントラレーシック」って一体どんな視力回復手術なんでしょうか?
今となってはiLASIKはちょっと時代遅れかも。
ちなみに、iLASIKは今では
大手のクリニックでも行っていないところが増えてきました。
今のところ大手で行っているのは
神戸神奈川アイクリニックでしょうか。
品川近視クリニックと新宿近視クリニックでは行っていないようです。
というのも、iLASIKは今となっては
時代遅れになってきているからです。
イントラレーシックは角膜実質をエキシマレーザーで削るのですが、
そのエキシマレーザーがここ10年ぐらいまったく進化していません。
レーザー照射スピードもアイトラッキングシステムも
他社に差をつけられてしまっています。
もうそろそろ最新機種を発表してもいい時期なんじゃないかと
思うのですがどうなんでしょうか?