目薬を点眼した後は、
「まばたき」をしては「いけない」らしいのですが知ってましたか?
一般的には、目薬を点眼した後は、
目をパチパチさせて目薬を目に十分に行き渡らせるのが大事だと
思われていたりしますよね。
なんで「まばたき」をしてはいけないんでしょうか?
目次
なぜ、点眼後に「まばたき」をしてはいけないのか?
一般的には目薬をした後は、
しっかりと目をパチパチさせて、
目薬の成分を十分に目に行き渡らせることが大事だと思われていたりします。
例えば、ヤフー知恵袋とかでも
そういう回答が当然のように掲載されていたりもします。
でも、実は点眼の後にはパチパチとまばたきをしては「いけない」んです。
それには理由がちゃんとあります。
なぜなら、目の構造には「穴」があるからです。
というのも、目の構造には「穴」があるからです。
穴といっても欠陥とかそういう意味ではありません。
実際に物理的に「穴」が空いているんです。
眼球の中の虹彩の部分には穴が空いていますが、
その部分でもありません。
一体どこに「穴」があるんでしょうか?
目には「涙点」と呼ばれる、涙を鼻に抜けさせるための「穴」があります。
私達の目には「涙点」と呼ばれる小さな穴が存在します。
どこにあるのかというと、目頭のまぶたの裏のあたりです。
図解するとこんな感じです。
(画像引用元:参天製薬-正しい目薬のさし方)
おそらく鏡でじっくりとよ〜く見てみても
確認できない人もいるかもしれません。
それぐらい小さな穴なんですね。
ちなみに、なんで「涙点」という小さな穴が空いているのかというと、
目の涙の量が多くなりすぎた時に、
その涙が鼻の方へと流れていくようにするためです。
大泣きすると鼻水がでたりしますよね。
それって多すぎる涙が涙点を通って、
鼻の方へ流れていくことによる鼻水だったりします。
多くの人が経験あるのでは?
パチパチとまばたきをすると、目薬の成分が「鼻」の方へ抜けていってしまいます。
もうそろそろ、わかってきたかもしれませんね。
そうです。
目薬を点眼後にパチパチとまばたきを繰り返すと、
せっかくの目薬の成分が涙と一緒に「涙点」を通って
鼻の方へと流れていってしまうんです。
目薬をすると目薬の「味を感じる」という人も少なくないと思います。
その理由もここらへんにあったりします。
鼻と口も通じていますもんね。
目薬を効かせるには、まばたきをするのではなく、目を「閉じる」こと。
なので、目薬をするときはパチパチと「まばたき」を繰り返すのではなく、
点眼をしたらしばらくの間、目を「閉じる」というのが正解です。
というか、目薬を効果的に効かせるためのやり方です。
図解するとこんな感じです。
(画像引用元:参天製薬-正しい目薬のさし方)
目薬を溢れさせることなく、ゆっくりと目を閉じて、
目薬が眼球の方へと浸透していくのを待つというイメージです。
目頭を指で押さえて、涙点を「ふさげば」さらに効果的になります。
ちなみに、目を閉じても「涙点」はふさがりません。
なので、目薬をさらに効果的に指したいという場合には、
目薬を点眼した後にゆっくりと目を閉じて、
その後に、指でそっと涙点のある目頭のあたりを押さえるというのがおすすめです。
目薬が鼻や口へ流れることを防ぐことができるので、
「目薬の味がイヤ!」という人は特に試してみてください。