「先進医療」って一体どういうもの?

「先進医療」という言葉。

聞いたことありますか?

 

白内障の手術について調べていると目にすることがあります。

一体どういうものなんでしょうか?

 

簡単に言うと、「混合診療」を認める制度。

先進医療というのは、

簡単に言うと「混合診療」を認める制度です。

 

厚生労働省のサイトにはこう記載されています。

 

有効性及び安全性を確保する観点から、医療技術ごとに一定の施設基準を設定し、施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができることとしたものです。

 

医療の中には、

保険適用外のものが結構あります。

 

例えば、白内障手術のときに、

多焦点レンズを使うのは保険適用外です。

 

実は、保険適用外の行為と、

保険適用の行為は、

一緒には行うことができないということが、

健康保険法には定められています。

 

でも、仮に一緒に行ってしまった場合、

そのことを「混合診療」と呼んだりします。

 

一般的には認められていないんです。

 

もし、混合診療をしたのならば、

本来、保険適用できるはずだった部分を、

保険適用外としなければいけないことになっています。

 

先進医療というのは、

その混合診療を条件付きで認めましょう!

という制度です。

 

なんで、条件付きなのかというと、

すべての医療機関で認められるわけではなくて、

厚生労働省から承認を受けた医療機関でのみ、認められるからです。

 

詳しくは厚生労働省のサイトをチェックしてみてください。

 

参考リンク:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html

 

例えば、白内障手術で、多焦点レンズにする場合。

ちなみに、

先進医療として認められているものは

今の時点で109種類あるようです。

 

例えば、がん治療の陽子線治療などもそのひとつです。

 

でも、1番、実施件数が多い先進医療は、

白内障の多焦点レンズの手術みたいですね。

 

学術的に言うと「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」です。

 

手術そのものは保険適用「外」ですが、検査代やお薬代などは保険適用されます。

先進医療として認められるとどうなるのかというと、

 

多焦点レンズをつかった白内障手術そのものは、

保険適用外で全額自己負担のままなのですが、

 

それ以外にかかった費用を、

保険適用にすることができます。

 

具体的には、検査代やお薬代、入院したのであれば入院費などですね。

 

もし、先進医療という制度がなかった場合、

混合診療は行うことができないので、

入院費も、検査代もお薬代も全額自己負担になってしまうんです。

 

本当のところ、先進医療ってお得なんでしょうか?

そういうふうに聞くと、

「先進医療ってお得なのかな?」って思うかもしれませんが、

本当のところはどうなんでしょうか?

 

私個人的には、白内障手術に限って言えば、

それほどお得というわけでもないのかなと思ってしまうんです。

 

というのも、多焦点レンズを使った白内障手術の場合、

手術そのもの(レンズ代含む)の費用がとても大きいです。

 

例えば、両目で70万円前後になります。

 

先進医療は、その70万円に対してはなにも割引がありません。

 

その手術にあたって、

1日だけ入院して、仮に1泊2万円だった場合、

そして検査代と、お薬代が合わせて1万円だった場合、

入院費と検査代、お薬代を合計した3万円の部分にしか、

保険適用がされません。

 

3割負担の場合、お得になるのは21000円だけということですね。

 

先進医療がなかった場合、

合計支払額は73万円、

 

先進医療があっても、

合計支払額は70万9000円です。

 

確かに安くはなっているのですが、

やっぱり保険適用外の手術の70万円そのものが目立ちますよね。

 

単焦点レンズよりも、多焦点レンズの方が優れているとは限らないかも。

ちなみに、白内障手術のときに、

多焦点レンズを使う場合は、保険適用外なのですが、

単焦点レンズを使う場合には、保険適用になります。

 

手術(レンズ代含む)そのものが保険適用になるということです。

 

その場合、費用的には両目で約30万円前後。

 

保険適用されるので、

3割負担の場合は約10万円になります。

 

つまりは多焦点レンズにするだけで

費用が7倍ぐらいに上がってしまうということですね。

 

たとえ、先進医療として認められたとしてもです。

 

そして、意外と見落とされがちなポイントなのですが、

多焦点レンズにしたからといって、

必ずしも単焦点レンズよりも満足度が高くなるとは限らないんです。

 

人によっては、単焦点レンズに老眼鏡を併用したほうが

満足度が高いかもしれません。

 

7倍も値段差があるのだから、

それだけ満足度も高いのだろうと思っている場合は、

老眼鏡との併用も調べてみるのもいいかもしれません。

 



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コンタクトレンズってどうやって買っていますか?

眼科に行って買うという人。

駅前のコンタクトレンズショップに行って買うという人。

通販で買うという人。

いろいろいるのではないかなと思います。

 

でも、やっぱりお得に買いたいのであれば

通販で買うのがいいのではないかなと思います。

 

なんといっても1箱あたりの値段が安いですし、

最近では送料無料というところも多いです。

処方箋不要もあたりまえになってきていますし。

 

ちなみに価格比較をしたい場合は、

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しかも、価格情報は毎日更新されています。

コンタクト通販ショップをひとつひとつチェックしていくのは

結構大変だったりするので手間もはぶけると思います。

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